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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
ふとしたことで「競馬」と出会い、その主役、馬に魅せられて気がつけばウン十年?!

カメラ抱えて、牧場へ、競馬場へ、乗馬クラブへ・・・さまざまな場で生きる馬たちを夢中で撮り続けてきました。

そして今願うことは、‘人間のために懸命に走り続けた競走馬たちに1頭でも多く幸せな「その後」が待っていますように!’です。

このブログでは、幸運にも第二、第三の道を歩むことができた元競走馬たちの近況や、「馬」にまつわる思い、エピソード、情報などをお伝えしながら、引退馬たちに精一杯のエールを送りたいと思います。

ひととき、引退競走馬たちへ想いを馳せていただけましたら幸いです。


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秋刀魚

勤め帰りにスーパーに寄って夕飯の買い物。
とにかく、すぐ食べれるもの!を物色して!?回る。
が、今夜はすぐに決まり!

銀色のシャープな形が目に飛び込んできた。
刺身もOKの新鮮な秋刀魚。岩手産というのも気に入った。
岩手、まだ一度も訪ねたことはないけれど、憧れの地のひとつに違いない。

以前、秋刀魚といえば焼きやすいように頭と尻尾が切られて、
ワタも抜かれたものを求めていた。
が、つい最近、丸ごと一匹焼くことで旨みが全体に回ることを知り、
それからは丸ごとで。
今夜もおいしそうな焼き音と共に焼きあがった秋刀魚を、やはり秋限定の
ビールで味わう。

もちろん、さくらにも秋刀魚をおすそ分け。
何にもしなくても岩手の秋刀魚が食べれるなんて、なんて幸せな猫だ!

岩手にも、たくさんの馬たちがいる。
いつか遠くない先に訪ねてみたい。


水茄子

大阪の馬友達から、水茄子の漬物が届いた。
水茄子は特定の地域、泉州地方でしかできない特産品と聞いてはいたが、
口に含むとその瑞々しさとほろほろと溶けるような柔らかさにびっくり。
こんなおいしいナスの漬物は食べたことがない!

感激して、早速友達にお礼の電話。
そこで知ったのは、思いもかけないファンだった愛馬との別れ。
やむをえない事情があって牧場を出されたという。
慰める言葉もない。

その馬の持ち主でもない限り、馬の動向に口をはさむ余地はない。
お互い、そのことを分かっているだけに現実を受け入れるしかない。
でも、その馬と出会えてたくさんの思い出をもらって、その馬の血を受け継いだ
子どもたちもいて、そのことだけでも感謝したい、と友達は言う。

競走馬と出会い、追いかけていく先に必ずというくらいにつきあたる現実。
辛くても悲しくても乗り越えなくては、競走馬と付き合えない。
とは分かっていても、やっぱり辛いだろうな。
同じ思いを何度も味わってきたから、とてもよく分かる。
いまだに、牧場を去った馬の年齢を数えている私・・・。

漬け水に浮かんだ水茄子が、ちょっぴり涙の味がした。

忘れないでいてあげること、それがなによりの供養だよ、きっと・・・。

のら犬

明日のイベントに備えて両手いっぱいに買い物袋を提げて、スーパーを出た途端、
1頭ののら犬と出くわした。
やせこけた体、哀しげな目、それでもその犬は私に一瞥をくれて気丈にもスタスタと
前を通り過ぎていった。

もし手が空いていたら、すぐそばの警察署まで連れていけた。
そうすれば、数日間だけは安眠できる場所とドッグフードと新鮮な水にありつけた。
でも、もしかしたら、懐かしい我が家を目指して進んでいる途中かもしれない。
警察に預けるということは、引き取り手がなければ確実に何日目かには・・・。
手が空いていなくてよかったのかもしれない。

でも、せめて少しのえさと水くらいは与えたかった。
職場に戻ってもあの哀しげな目が忘れられず、うつむいて黙々と目の前の仕事に
手を動かしていた。

以前と比べたら随分減ったとはいえ、街を徘徊するのら犬を見るのは辛い。
その犬に何の負い目も引け目もないのに、見るたびいつも心の中で謝ってしまう。
ごめんね、何もしてあげられなくて、と。
自分のせいでもないのに、いつもなぜか自分の無力を責めてしまう。

ずっと前、のら犬ならぬのら馬がいると競馬の雑誌か何かで知った。
北海道の馬産地で処分に困った馬が野原に捨てられ、その馬が保護されたのだという。
その後その馬がどうなったかは分からないが、なんとか活路を見出してくれればと
祈るのみ。

今日出会ったのらわんこも、どうか生き延びてくれますように。
祈るしかできないが、ひたすら祈るばかり。

コローの馬

お盆を過ぎたあたりから、暑さも勢いがなくなってきたような感じがする。
秋まで、もう一息・・・だといいけど。

上野・西洋美術館で開催中の『コロー〜光と追憶の変奏曲』展を観た。
ものすごい混雑と聞いていたので行くのをためらっていたが、今月末で終わりとあっては
やはり観ておきたい。
覚悟して行ったら、ほどよい混み具合で無理なく鑑賞することができた。

コローといえば、清澄な風景画。
今回ものどかな田園風景、とりわけ森と水辺の絵が印象深かった。
繊細に描き分けられた木立に見入っていると、葉ずれの音さえ聴こえてきそう。
印刷では表現しきれない微妙な筆のタッチは、原画でしか味わえない。
電車を乗り継いで観に来た甲斐があった。

作品には牧場風景も多く、つい馬の姿を探してしまうが殆どは牛。
それでも丹念に見て回ると、何点かに馬の姿を発見!
その多くは、人を乗せた馬の後姿。
木漏れ日の道をゆらりゆらりと歩む後姿が、実に気持ち良さそう。
思わず、その場で佇み見送っている錯覚に陥る。

今回最も印象に残った絵は、川辺に小舟をつけて、杭に舟を繋いでいる男の人、
その人を川辺で待つ犬、舟の後から泳ぐ二羽の水鳥が描かれたもの。
豊かな自然に抱かれて人間と動物が共生している姿に、心からの安らぎを感じる。

晩夏の一日、コロー展は一服の清涼剤となった。

日本三駒

miharugoma080820-1.jpg
<福島競馬場のゴールでもお馴染みの三春駒。ちなみに競馬場では、
 芝に黒馬、ダートに白馬が立っている・・・2008年8月20日、千葉・鎌ケ谷にて>


貴重な休日。
朝のうちに、ブドウ、スイカ、三春駒と3枚を描いた。

ブドウは、イタリア種のピッテロビアンコ。別名レディ・フィンガーというように、
細長い果実が特徴。
スイカは秋田産。三春駒は福島産。
と、出身地をたどるとそれだけでも楽しい。

ブドウ、スイカはなんとか描けたものの、三春駒はガタガタ。
まるで馬とは別物に仕上がった。
でも、これが私の今の力量。ちゃんと両目を見開いて受け入れなくては・・・。
いつか、誰が見ても三春駒と分かる絵を描くからね、
それまで我慢してね、モデルの黒馬君!

午後からは青森の旅を申し込みにJTBへ。
予定通り、旅の拠点にしたい八戸市内のホテルが取れ、往復の新幹線もだいじょうぶそうで
ほっ。
しかも、早期予約ということで一泊につき1,000円の割引がきいて、かなりの割引になり
ちょっとうれしい。
さらにさらに、東北の旅を予約するとくじびきができて、はずれでももれなく
ANAパッケージのキャラメルをもらってしまい、またまた得した気分。

これで青森への足と宿が確保できたので、後は現地で臨機応変に予定を組んで・・・っと。
見知らぬ土地へ行くのは本当にドキドキ、ワクワク・・・いつでも、馬たちが初めての地へ
と誘ってくれる。
初めての青森馬訪ね旅も、どんな出会いがあるのか今から楽しみだ。

そして、旅の拠点八戸といえば、福島県三春の三春駒、宮城県仙台の木下駒と共に
日本三駒と称される八幡馬の発祥地と知った。
おみやげは、もちろん八幡馬で決まり!
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