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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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センゴクシルバー

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(第44回<1994年>『ダイヤモンドステークス』優勝馬、センゴクシルバー
・・・2008年6月13日、根岸競馬記念公苑にて。

★センゴクシルバー
1989年4月7日、浦河生まれ。牡。芦毛。
父ディカードレム、母センゴククリスタル)




センゴクシルバー

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(第44回ダイヤモンドステークス優勝馬、センゴクシルバー。
1989年4月7日生まれ。父ディカードレム、母センゴククリスタル。
誘導馬として、第二の馬生にも花開かせた・・・2001年3月24日、千葉・中山競馬場にて)

白い風

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(かつて、この地に競馬場ありき。旧根岸競馬場の馬見所を望む
・・・2009年6月20日、根岸競馬記念公苑にて)


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(苑内には、あちらこちらに馬をモチーフにした案内板などがあって楽しい)


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(6月の花、紫陽花も公苑を彩る)


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(『幻乃馬』 トキノミノル像)


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(ロビンフッド。競走馬名アキノアイランド。アングロアラブ、セン、16歳)


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(馬場にて)


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(馬坂に咲いていたアガパンサス)


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(『五冠馬 神賛』 シンザン像)


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(『道産子太郎 Ⅱ』 1997年 川上兼章作) 


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(愛馬少年団の少女たち)


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(マロン。アメリカン・ミニチュアホース。1993年6月22日生まれ、16歳、牝)


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(青草は、やっぱりおいしいね@マロン)


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(ペルニー。ポニー。1998年生まれ、11歳、セン)


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(公苑に遊びに来ていたミニうさぎのトット君。ネザーランド・ドワーフ、6歳、牡)


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(かくれんぼ!?)


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(こっちの草はおいしいよ@ペルニー)


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(まだ、帰りたくないんだけどぉ~)


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(何をおしゃぺりしてるのかな)


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(林の中にも、馬たちが・・・)


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(馬の瞳に魅せられて・・・)


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(マーカス。ハフリンガー、1992年5月4日生まれ、17歳、セン)


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(馬場にて)



梅雨の合間、ほぼ1年ぶりに、横浜の根岸競馬記念公苑へ。

センゴクシルバーが誘導馬を引退してポニーセンターへ入厩したというので、
訪ねたのも、ちょうど昨年の今頃。
センゴクは、それからしばらくしてポニーセンターも退厩し静かに余生を送っていると
聞いていた。
センゴクのいなくなった公苑は寂しいが、それでもほかの馬たちに会える。

開門よりかなり早く着いたので、森林公園の売店でまずはひと休み兼朝ごはん。
千葉から横浜までは遠いのだ・・・。
連夜の雨でたっぷり水分を含んだ杜の緑が、目にしみる。
はるか彼方には、根岸競馬場のスタンドの塔が望める。
かつて、ここは競馬場だったことを思い起こさせる貴重な建物。
広大なターフを馬たちが駆け去っていく姿がみえてくるようだ。

ポニーセンターに続く道には、今を盛りの紫陽花やアガパンサス。
青紫の花色が清々しい。
馬坂の途中に、馬頭観音がありそばに小さな石碑が並んでいる。
『トウショウファルコ号 ここに眠る 2005.10.21』、
ここで生を終えたファルコの慰霊碑だ。
美しい金髪が蘇る。

ポニーセンターでは、馬たちが繋ぎ場に並んで朝のお手入れ。
愛馬少年団の少年少女が、お揃いの赤いポロシャツ姿で立ち働いている。
「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと
「いいですよ。でもフラッシュは駄目ですよ」と少女。
さすが、ちゃんと教育されている。

センターには、8頭の馬たちがいた。
アメリカン・ミニチュア・ホースのマロン、
アングロアラブのロビンフッド(競走馬名アキノアイランド)、
サラブレッドのウィリアムテル(競走馬名アグネススキャップ)、
セルフランセのジャスミン(旧サクラヒメ)、
中半血のプラムストーカーとクラウト、
ポニーのペルニー、
ハフリンガーのマーカス。
大きい馬から小さい馬まで、ずらりと繋がれている様は中々楽しい。

手入れが済むと、馬場で少年団のレッスンが始まった。
先生の合図に、きちんと馬たちをあやつる子どもたちに感心する。
こんな小さいときから習っていたら大人になった頃には、乗馬は身体の一部に
なっているんだろうな。なんと、うらやましい!
馬たちの息遣い、蹄音が耳に心地よい。

お昼。
お仕事を終えた馬たちもランチタイム。
馬場でそのまま、干草をもらっている馬もいる。
干草の香りが芳しい。
黙々と食む姿を見ているだけでも飽きない。

馬につられて私もベンチに座って、持ってきたおにぎりをぱくつく。
と、ミニチュア・ホースのマロンが先生に連れられて森の奥へ。
う?どこへ行くのかな。お散歩かな。
が、戻ってくる気配がないので、こっちから行ってみる。

と、マロンちゃんは草地の木に手綱を結わえられて、一心不乱に草を食んでいた。
しばらくすると、ポニーのペルニーも連れられてきて、仲良くハムハム。
こちらは、身体に手綱を巻いて移動が自由状態。
と、いきなり、斜面を駆け上がり、てっぺんで食べ放題状態。
しばらくすると思う存分草を満喫したようで、自分で戻ってきた。

2頭のかわいい姿に、周りは人、人、人。
みんな、にこにこしながら見ている。
なんて、いい光景なんだろう。
馬と人がこうして、ゆっくり、のんびり触れ合えるひととき。
早起きして来てよかったぁ~!

帰りがけ、思い切ってセンゴクシルバーの消息を尋ねてみた。
どこかで静かに生きているとばかり思っていたが、すでに、センゴクは天に召されていた。
一年前、緑に溶け込むように真っ白な身体で走っていた姿が、まるで白い風のようだと
思えたが、本当に風になってしまった。

思いがけない事実に愕然としたが、きっとろうそくの灯が燃え尽きるように静かな最後だったと
思う。
そして優しい風になって、センターの馬たちを見守っていてくれることだろう。
ファルコ、そしてキルトフォーユーと一緒に・・・。



センゴクシルバー

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<春の誘導は足取りも軽く・・・2001年3月24日、中山競馬場にて>

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<懐かしい誘導馬トリオ、手前右からセンゴクシルバー、メイショウセントロ、キルトフォーユー
・・・2001年12月16日、中山競馬場にて>


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<ポニーセンターの林にあった「馬繋ぎ石」・・・2008年6月13日、神奈川・根岸競馬記念公苑にて>

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<中山を思い出しているのだろうか・・・>

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<白い風になって・・・>

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<朝のおけいこを終えて放牧地へ・・・いつまでも元気で。キルトの分も!>


根岸競馬記念公苑のサイトで、センゴクシルバーが4月に入厩していたことを知った。
キルトフォーユーはすでに退厩していて会えないけれど、キルトの先輩センゴクに
会えるだけでもいい。とにかく行ってみよう。

森林公園の一角にあるポニーセンターは美しい佇まい。
大きい馬から小さい馬まで、数頭が洗い場に行儀良く繋がれていた。
その真ん中に真っ白なサラブレッド、センゴクシルバーに間違いない。
中山で見ていた頃より細くみえる。年齢のせいか。

「サラブレッドは美しいね。特に白い馬はね」、隣で見ていた人が話しかけてきた。
「写真を撮って大きく伸ばして部屋に飾ってみてるよ」、実にうれしそう。
「前はもう1頭、白い馬がいたはずなんだけど」。ああ、キルトのことか・・・。

「農家だったから、子どもの頃は周りに馬がいつもいたんだ」懐かしそうに話してくれた。
馬がもっと身近だった時代に、私もできることならワープしたい!

手入れが終ると順次乗り運動が始まった。
センゴクにも女性スタッフの方が乗って、広い馬場をゆっくり周回。
次第に動きが早くなって、バックの緑が流れ、センゴクの白い身体が飛んでいく。
うん?どこかで見たような光景。あっ、東山魁夷の白い馬だ。

キルトはいなくなってしまったけれど、センゴクにはここでの暮らしをいつまでも
楽しんでほしい。
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