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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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幸泉おめでた

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(秋の空に伸びるパンパースグラス・・・
2009年9月11日、東京・上野公園にて)


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(お久しぶり!野間馬のえりか・・・上野動物園にて)



久しぶりに会う馬友達と上野動物園で遊んだ。
ふたりとも馬はもちろんだけど、動物が大好き。

ゾウ、ライオン、トラ、カピバラ、シロクマ、アシカ、ペンギン・・・
大好きな動物たちを見ながら、ゆっくり、のんびり。
久しぶりの上野動物園は動物の展示方法が随分工夫されていて、
より身近に動物の姿を見ることができて、入園料の何倍も
おつりがきそうなくらいに楽しめた。

今、全国各地の動物園や水族館が工夫をこらして来場者アップに
力を注いでいる。
旭山動物園効果の波及はすごい。

動物園巡り最後のとっておきは、在来馬たち。
木曾馬の幸泉、野間馬のえりか、トカラ馬の琥太郎。
が、モノレールに乗ってイソップ橋を渡り、馬たちのいるこども動物園に
着いたときは、閉園が迫っていた。

足早に放牧場に行ってみると、3頭の姿がない!
もう厩舎に入ってしまったようだ。
3頭の説明コーナーに目をやったら、なんと幸泉がおめでた!
木曾へ帰ったと聞いていたが、繁殖のためだったのか。

放牧場で見られなかったのは残念だが、一目だけでもと
周りの厩舎を探してみると、小さな白い顔がこっちを見ている。
あっ、えりかだ。
よく見るととなりに幸泉のお尻がちらり。
その奥の黒っぽい毛並みは琥太郎のようだ。

えりかは随分すっきりして、たてがみも編みこみがしてあって
なんだか垢抜けしてみえる。
すっかり、都会生活になじんだのかな!?

外で見られなかったのは残念だったけど、みんな元気そう。
スタッフの方にお尋ねしてみたら、幸泉のベビーは来春、
4月か5月ごろに産まれる予定とのこと。

仔馬が公開されたら、またぜひ来てみたい。
どうぞ、無事に元気なこっこが産まれますように。


<メモ>
●幸泉の妊娠情報
上野動物園→ニュース→
2009年7月3日付け「木曾馬『幸泉』帰還、お腹には赤ちゃん」



馬の歩いた道

okutama081121-1.jpg
(眼下に光る多摩川。その昔、往来する馬も見たのだろうか
・・・2008年11月21日、東京・青梅「むかしみち」にて)


青梅の紅葉を楽しもうと、昨日、奥多摩駅から奥多摩湖までの約10キロの道を歩いた。
昨秋、御岳の川合玉堂美術館を訪れたのがきっかけで、すっかり青梅ファンになり
今年の秋も楽しみにしていた。

以前立川駅で手に入れた青梅の観光リーフレットを見ると、青梅には色々な
ハイキングコースがあってどれもよさそうだが、今回は『紅葉の奥多摩むかしみち』を
歩いてみることにした。
決め手は、コース地図に載っていた‘馬の水飲み場’。
どんなところなんだろう、どんな意味があるのだろう、興味津々。

リーフレットによれば、奥多摩むかしみちは、奥多摩の氷川から小河内に達する
旧青梅街道で、さらに小菅から大菩薩峠を越えて甲府に到ることから
甲州裏街道とも呼ばれていたという。

地図でみる限りは多摩川に沿ってくねくねとした道を歩くような感じで、楽勝じゃん!と
気楽に歩き出したら、とんでもなかった。
起伏のある山道をどんどん上り下りしていくうちに川はどんどん遠ざかり、
ほとんどは檜や杉木立が延々と続き、谷底にかすかに水の流れが見え隠れするばかり。
朝9時に出発して、お昼をはさんだとはいえ終着の奥多摩湖にたどり着いたのは
午後3時に近かった。

ハイキングコースとあって道はよく手入れされていたが、それでも山道は緊張する。
山際には落石防止ネットが張り巡らされ、いたるところに「落石注意」の看板。
眼下を見下ろせば柵やロープの一寸先は谷底まで続く急斜面、目もくらみそうになる。
しばらく歩いた頃、落石防止のフェンスを小さくくり抜いた岩場に、くり抜いた大きさの
丸い石碑が建っていた。

馬の霊を慰める馬頭観音だった。
当時は今よりもっと狭い道だったようで、すれ違うのも容易ではなかっただろう。
そんな危険な山道で、たくさんの馬たちが脚を踏み外して谷へ落ちて亡くなったので、
その霊を悼み慰めかつ通行の安全を祈るために建てられたと、立て看板に記されていた。

いきなりショッキングな馬の歴史に触れて、胸が痛くなる。

さらに進むと、『馬の水飲み場』があった。
その名のとおり、馬たちに水を飲ませるための大きな石をくり抜いた水槽があり、
山からの清水が竹管を伝っていた。

その昔、この街道を往来した馬力がここで休憩し、荷を解かれた馬はかいばを
つけてもらい、この水槽で水を飲んだという。
馬たちが首を延ばして並びながら、おいしそうに水を飲む姿が目に浮かぶ。
馬方も、近くの茶店で一服。
三軒の茶店があって、お茶やおまんじゅう、お酒も出したそうだ。
手前にあった廃屋がその名残りなのだろうか。
今は人影もないが、当時の賑わいが目に浮かぶようだ。

重い荷を背負って、厳しく長い道のりを歩いてきた馬たちはここへたどり着いて
さぞほっとしたことだろう。
でも、ここへたどり着くことなく谷底に落ちた馬もいただろう。
逆にここでほっとしたのも束の間、命を落とした馬もいただろう。

そんなことを思いながら山道をたどると、いつしか当時の道を歩いているような
錯覚になって、馬たちの蹄の音やいななきが、山の中から聞こえてきそうな気がした。
山道を歩いた馬と聞くと、やはり木曾馬や同じような体型の馬だったのだろうか。
粗食に耐え、丈夫で温順な日本の馬たちは重要な働き手だった。
馬たちがいたからこそ栄えた人間の歴史、馬の犠牲の上に栄えた人間の歴史・・・
気軽なハイキングのはずだったのに、健気な日本の馬たちへの思いがとまらない。

秋晴れの青梅は、鮮やかな紅葉が青空に映え、満々と水を湛えた奥多摩湖が
きらきらと光っていた。
そして「むかしみち」は、昔の馬たちに想いを馳せ今の馬たちを見つめなおす道筋を
つけてくれた。

上野の在来馬

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(3頭の在来馬たちは、庭付き一戸建てのまがりや<曲屋>に住んでいる・・・
2008年10月26日、東京・上野動物園にて)

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(みんな、まったりお昼寝中・・・手前から、木曽馬の幸泉<さちいずみ>、
野間馬のえりか、トカラ馬の琥太郎)

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(一番小さいけど一番年上のえりか。今年14歳の牝。
今年4月、愛媛県今治市野間馬ハイランドからやってきて、9月には
今治市出身者の集まり「北桜会」関東支部名誉会員に認定された)

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(えりかの足元で目を開けたまま爆睡中の幸泉。今年5歳の牝。
昨年11月、長野県木曽町からやってきた。
みんなの中で一番大きいので、見学者に男の子と間違えられていた・・・)

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(牡馬の琥太郎。
昨年10月、鹿児島県からやってきた。
今年3月で1歳になったばかり。唯一の男の子、
しかもイケメンだけど、パワフルなお姉様たちにびびり気味)

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(野間馬はこんなに小さな体で、かつてはみかん畑の大切な働き手だった)

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(在来馬が人間と共に暮していた時代を再現した記念撮影用の看板。
スタッフの皆さんの手作りだという)

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(えりかは、いつも幸泉にぺったり)

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(幸泉もえりかにぺったり)


ずっと雨模様の続く週末の最終日、なんとかお天気も持ちそうなので、
今日は、上野動物園で飼育されている在来馬を訪ねた。

雨上がりの上野公園は、ところどころ紅葉が始まっているとはいえ、
まだ青々とした緑が深く目にしみる。
改札口を出ると、目の前はすぐに上野の杜。
いつ来ても気持ちのよい空間で大好きな場所のひとつだ。

在来馬たちは、園内のこども動物園の一角にいた。
りっぱな庭付き一戸建てのまがりや(曲屋)が住まい。
3頭の紹介パネルによると・・・
トカラ馬の琥太郎(こたろう)は、2007年3月3日生まれの牡。
やんちゃだが、少し臆病でほかの2頭に圧倒されている。
木曽馬の幸泉(さちいずみ)は、2003年4月6日生まれの牝。
とてもおとなしいが、この中で一番強くて寂しがりや。
野間馬のえりかは、1994年5月10日生まれの牝。
芯がしっかりしていて、度胸がある。かなり頑固。

紹介文のとおり、えりかは一番小さいのに一番年上のせいか堂々としてマイペース。
幸泉は、一番大きくて見学者に男の子と間違えられていたが、なんだか
小さいえりかを頼っているような感じにもみえる。
琥太郎は唯一の男の子でしかも若くてイケメンだから、お姉様たちにモテモテと
おもいきや、常に2頭から微妙に距離を置いて様子を伺っている感じ。
馬社会も難しそう。

今日は日曜日とあって家族連れや若いカップルがひっきりなしに訪れて、
一緒に写真をとったりして、みんなとっても楽し気。
牧柵に貼られたプロフィールと目の前の馬を見比べていた若い女性が
「こっちがキソバ?」と連れの男性に尋ねている。
なんか意味が違ってくるんですけどぉ・・・ま、いっか。

姿形も生きてきた環境も違う3頭のかわいい馬たちを見ていたら、いつか、
それぞれの故郷を訪ねてみたくなった。
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