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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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ハルカッコ1歳の秋

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(調教に向かうハルカッコ1歳・・・2009年10月13日、北海道・浦河町西舎にて)




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(かつて母が踏んだ、広大なBTCの調教場へ)




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(母が果たせなかった‘先頭ゴールイン’を
叶えるために、がんばれ!)




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(少しずつ、競走馬としての調教を積んでゆく)




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(調教を終えて・・・。<右端、先頭がハルカッコ1歳>)




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(ハルカッコも、ここで、同じ目をしていた)




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(天然のドライフラワー・・・浦河町姉茶にて)




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(猫じゃらしも秋の装い)




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(野の花が揺れて・・・)




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(花に包まれて・・・)




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(今度、会えるのは冬だろう)





今日はいよいよ、ハルカッコ1歳に会うために浦河のBTCへ。
朝からたたきつけるような雨だったが、BTCへ着く頃にはぴったりと止んで、ほっ。
それどころか、まぶしいほどの秋の日に包まれた。

ハルカッコのいる育成厩舎は、かつて母ハルカッコも入っていたところ。
厩舎群の入り口に立つと、ぐっときた。
偶然にもハルカッコ1歳は、母と同じ厩舎にいた。

馬装を完了した姿は、すでに競走馬。
春に牧場で草をはんでいた姿とは、全く違ってみえる。
準備が済むと、一列になって厩舎の外へ。
覆馬場で、軽くウオーミングアップしてからトレーニングコースへ進む。

輪乗りする馬たちの尻尾は、どの子もまだ短い。
改めて、まだ1歳なんだよね、と思う。

広大なBTC調教場へ入るのも4年ぶり。
あのときは歩きで、馬たちについていくのに必死だったが、今回は
関係者の方の車に同乗させていただき、感謝!

同じ厩舎のゼッケンをつけた母と息子、当時のハルカッコがだぶって仕方ない。
今度こそ、母が果たせなかった‘先頭ゴールイン’ができるよう、精一杯
お稽古に励んで成果を出してほしい。

調教を終えて、厩舎に戻ったハルカッコ1歳の目は、あの日のハルカッコに
そっくりだった。

次はきっと、冬に会いに来るよ!






ハルカッコっこ

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(ハルカッコの1歳に、一年ぶりに再会した・・・2009年5月18日、北海道・新冠にて)



昨夜来の雨は夜半になって益々激しくなり、なかなか寝つかれないまま朝を迎えた。
今日は朝一の日高線で、ハルカッコの一人息子が暮らす新冠のN牧場さんへ。

日高線の車窓に、太平洋の波が激しくうねっている。
穏やかな海を見慣れているので、まるで日頃もの静かな人が怒り狂っているみたいだ。

ハルカッコっこは仲間と厩舎にいた。
大雨に加え今日は1歳の馬体検査があるので、外に出さなかったという。
昨年の5月、初めて会ったかわいいちびっこが、見上げるほどの若馬に成長していた。
「放すと真っ先に飛んでいきますよ」と奥様。
レースに出たら、逃げ先行かな?!
緑の放牧地を駆け出していく姿、見たかったぁ。

秋には育成牧場に移動し、入厩先も決まっているとお聞きし、ほっ。
まずは1勝!がんばって勝つんだよ!
ハルカッコっこにゲキを飛ばしたら、つぶらな瞳できょと~ん。

厩舎の梁につばめのつがいがせっせと巣づくり。
つばめは幸せの使者という。
ハルカッコっこたちの将来にもたくさんの幸がありますように!

突然の別れ

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(母になったばかりのハルカッコ・・・2008年5月7日、北海道・新冠にて)

日高へ行こうと決めた翌日届いたお年賀状に、体が固まった。
1頭の繁殖牝馬の消息、「昨年秋の離乳後に移動しました」。

4歳で繁殖にあがり、昨年初仔を産んだばかり。
まだまだ牧場にいられるもののと安心しきっていた。
翌日、日高行きのことも兼ねて、恐る恐る牧場さんに電話を入れてみたが
現実だった。

母馬のお腹にいるときからの付き合いだった。
牧場、育成場、競馬場へと弾む気持ちで会いに行った日のことが
つい昨日のことのよう。
初仔を連れた姿に安堵した日から、まだ一年も経っていない。

競走馬の宿命とはいえ、突然の別れにどうしようもなく気持ちは落ち込むばかり。
自分だけの胸にしまっておくには辛すぎて、新年早々暗い話で気がひけたが、
気心の知れた馬友達にメール。

馬友達からの優しい言葉に少しは落ち着いたが、悶々と気は晴れない。
ファンにはどうすることもできない現実。
何の力にもなってあげられなかった自分を責めるばかり。

しばらく空っぽの心が続いたが、突然、(自分の力でどうにもできないことは、現実を
見つめ、ありのままに受け入れるしかないでしょう)という声が、胸の奥から聞こえてきた。
現実をありのままに受け入れる・・・いくら辛くても競走馬と離れられない以上、
それしかないか。
そう思ったら、やっと少しずつ気持ちが楽になってきた。

思い返せば出会えたおかげで、どれほどの喜びと感動を味わえたことだろう。
短い期間だったけれど、想い出はあふれるほどにある。
宝石箱から大切な宝物をひとつ、ひとつ取り出しては眺めるように、
これからは、折に触れて面影を思い出そう。
誰か一人、その馬のことを忘れないでいてあげれば馬は浮かばれる・・・。

薄氷を踏むように生きる競走馬たちとの出会いは、まさに一期一会。
だからこそ、出会えた時間を大切にしなくては。
この別れで、改めてそのことを思い知らされた。

そして、日高のどこかで繁殖を続けているかもしれない、という淡い望みも
捨ててはいない。
美しい栗毛に美しい流星の牝馬が、今日も雪の中に佇んでいる姿が見える・・・。
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