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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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府中のバラ

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 <庭のバラ・・・2008年5月31日、千葉・鎌ケ谷にて>


雨の一日、更新作業がスムーズにいかなくて閉じていたホームページに、
久しぶりに手をいれてみた。
おそるおそるアップロードをしてみたら、な、なんとサクサクと更新完了。
えーっ、あの当時の苦労はなんだったの!?
ホームページも休ませたら、疲労回復したのかしら?!

更新作業も一段落した午後、三日間降り続いた雨が、やっとやみそうな気配。
せっかく咲いた庭のバラが、連日の雨でぐったりうつむき加減になっていて
恨めしかったが、やっと、これで上を向いて咲けそうだ。

明日はダービー。久々に府中へ。
そういえば、府中のバラも久しく見ていないなぁ。
いつもオークスの日に、場内に咲く色とりどりのバラを見て歩くのも楽しみだった。
もう明日は盛りを過ぎているだろうか。それとも、まだ間に合うだろうか。

最も明日はパドックに張り付いたら一歩も動けなくなりそうで、
バラを見て回る余裕はなさそうだが・・・。

鵜飼

昨夜、出先のテレビで、長良川の鵜飼を特集していた。
言うまでもなく鵜飼は、鵜匠が巧みに鵜をあやつり文字通り鵜呑みにさせた鮎を獲るもの。
有名な夏の風物詩でもあるが、鳥に魚を捕まえさせてそれを人間が横取りするみたいで、
なんだかなぁ、とずっと思っていた。

ところがその鵜匠さんのインタビューを交えた番組を見るともなく見ていたら、
いつのまにか引き込まれてしまった。
鵜たちが思い思いに佇んでいる鳥舎で、一羽一羽を愛おしそうに紹介する鵜匠さんの
なんともいいお顔。

「この鵜とは20年一緒です」。えーっ、びっくり!鳥って、そんなに長生きするんだ!
馬だって、20年生きるのは色々な意味で大変なのに・・・。
一羽、ちょっと群れから離れて胸をそらして佇んでいる鵜が写った。
「この鵜は、魚を獲るのは下手なんですよ。でも、立ち姿がりっぱでしょ。
だから講演会などに連れて行って、鵜の紹介をするのにぴったりなんですよ」。
なるほどなぁ。ちゃんと鵜の個性を見抜いて、それに合った飼育をしているんだ。
また、また、びっくり。

途切れ途切れで見ていたので正確な言葉は覚えていないが、鵜匠さんの言葉には
ひとつひとつ感じ入った。
最後に、「鵜に生き方を教わった」というような意味の言葉で締めくくったように覚えている。

勝手に思い込んでいた鵜飼の世界。
すっかり見方が変わってしまった。
人間と鵜が信頼関係をしっかり築いているからこそ、みごとな鵜飼ができるのだ。
固定観念で見ていた自分がちょっと恥ずかしい。
機会があったら、長良川に行ってみたくなった。

トウショウフェノマ16歳

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 <16歳のバースデイおめでとう!トウショウフェノマ・・・2008年5月22日、千葉・佐原にて>

フォスターホースとして佐原で幸せな日々を送るトウショウフェノマが
今日、5月29日で16歳を迎えた。

フェノマは1994年夏の新潟でデビュー、みごと新馬勝ちすると続く
新潟3歳ステークスをも制した。
みちのくから届いた天馬トウショウボーイ産駒の大活躍に心が躍った。
が、その後のフェノマは順調さを欠きクラシック戦線からも脱落し、
1996年9月のセプテンバーステークス後に休養に入った。
その秋、フェノマが故郷のトウショウ牧場で休養していることを知り訪ねたが、
牧場の方が残念そうに一言・・・「昨日、帰ったところだよ」。

ターフでの再会を心待ちにしていたが結局そのまま引退してしまい、フェノマとは
縁がなかったなぁとがっかりした。
それだけに、3年後にイグレット軽種馬フォスターペアレントの会のフォスターホースに
なったことを知ったときは、なんだか不思議な気がした。
初めて佐原で会った日。「わざわざ日高まで行かなくても、ちゃんと佐原で会えたね」、
フェノマにそんなことをおしゃべりした。

さすが天馬の子とあって、いつ佐原に訪ねても気品を漂わせているトウショウフェノマは
これぞサラブレッドと思わせられる。
天馬の血を伝えることができなかったのは残念だけれど、フェノマが元気でいてくれるだけで
ボーイの面影も消えることはない。

16歳のお誕生日おめでとう!トウショウフェノマ。これからも、ずっとすてきでいてね。

りんご

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(こぶしの花をバックに、当歳時のシノチャン<現きららちゃん>
・・・2004年5月7日、北海道・新冠にて)





相馬のきららちゃん(競走馬名シノチャン)に、第二のバースデー祝いを贈った。
保冷箱2段にぎっしり詰まった、真っ赤なりんご。

昨日、佐原でクリヨンたちもプレゼントりんごを、本当においしそうに食べてくれた。
馬がりんごを食む音がなんとも耳に心地よい。
できることなら、きららちゃんにも手渡しであげたいけれどそうもいかないので、
オーナーのHさんに頼んで・・・。

りんごが体にいいことは昔から伝わっている。
私も数年前から毎朝、りんごに蜂蜜と黒酢も一緒にミキサーにかけて飲んでいる。
そういえば、ここのところ風邪らしい風邪もひかなくなった。
人にいいのだから馬にも良いに違いない。
以前、どこかで耳にした話。
真夏、りんごをたくさん食べた馬は夏バテしなかったそうだ。

きららちゃんは、どんな顔をして食べてくれるかな。
たくさん食べて、ますます元気でね。

クリヨンの日

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<満開のマーガレット・・・2008年5月22日、千葉・佐原にて>

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<開き始めたオールドローズ>

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<トウショウフェノマ>

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<イサオヒート>

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<ハリマブライト>

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<シンボリクリヨン>

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<遊び疲れて・・・黒豆君(後ろの陰は、もう1匹の迷子空豆君です)>

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<あっ、起こしちゃった!?・・・ミニチュア・ダックスの空豆君>

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<お仕事に向かうマーヴェリック。現役名コウチグシケン。
人間の虐待による死の淵から這い上がり、安住の地へたどり着いた馬だ。
初めてクラブで出会った日に惹かれた意思の強い目は、今も変わらない>

maverick080522-2.jpg
<インストラクターのYさんに甘えるマーヴェ。来月20歳を迎えるとは思えないほど若々しい。
‘マーヴェリック’は、一匹狼の意とか。でも、マーヴェはたくさんの仲間に囲まれている>

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<クラブハウスの天井近くで爆睡中のコタマちゃん。ずり落ちそうだよ~>

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<チーフのTさんを背にクリヨン登場>

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<パワー全開>

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<緑の風になって>


約ひと月ぶりに佐原へ。
ハリマブライトのバースデーお祝いと、もちろん、マイ里子シンボリクリヨンに会いたくて。

クラブはすっかり初夏の気配。
入り口には一面のマーガレット。真っ白な花の海が風に揺れている。
クラブハウスの壁に這うオールドローズが大ぶりの花を開いて、風にそよいでいる。
中庭の柳は若葉を伸ばして、やはり風にそよいで・・・。

先月出会った迷子のチワワンコの黒豆君、飼い主の元へ返ったかなと思っていたら、
いた!
しかも、おんなじように黒くてちっちゃな友達まで増えて。ミニチュア・ダックスのワンコ、
空豆君と教えてもらった。この子も迷子なんだそう。

まるで兄弟みたいに、いつも一緒。広いクラブを二匹のちっちゃな足で、とっとこ、とっとこ
駆け回り、疲れたら、ふたりしてテラスでお昼寝。
よかったね、ここにいられて。

クリヨンはますます元気。
毛艶ピカピカで、お手入れするぞ~とリキを入れてきたのに、その必要もなさそうなほど。
持参したリンゴをおいしそうに丸かじり。
クシャッ、クシャッ、と小気味良い音を聞いているだけでうれしくなる。

もちろん、ハリマにもプレゼント。
ハリマもますます女の子らしく愛らしさを増して、愛くるしい目を向けてくる。
13歳のお誕生日おめでとう!

トウショウフェノマ、グラールストーンにも、もちろんりんご丸かじりプレゼント。
2頭とも、やはりおいしそうな音をたてて食べてくれた。
特にグラの食べっぷりの早さ。
あっという間に、りんごのり、の字もなくなっていた。
フェノマは、上品にゆっくり(あ、グラが上品じゃないということではなくて)と。

できることなら、クラブのみんなにプレゼントしたいけど、リンゴ20個はとても
持っていけないので、ゴメンナサイ。
その分、ニンジンのスライスで勘弁してもらって。

今日もクリヨンは、Tさんのご指導のおかげでよく動いてくれた。
風に乗って軽速歩をしていると、いつまでも動いてくれそうな錯覚さえした。
少しずつ、少しずつ、亀のような歩みだけど上手になって、クリヨンに乗ることが
できますように。

あっという間に過ぎた時間。大切な時間。
月に一度クリヨンと過ごす大切な日。

ハリマブライト13歳

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 <気合の入った横顔もすてきだね・・・ハリマブライト、
2008年2月29日、千葉・佐原にて>

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<インストラクターのYさんを背に>

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<小気味良いフットワークで>

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<おつかれさま>

フォスターホースのハリマブライトが、今日13歳のお誕生日を迎えた。

父オサイチジョージ、母ウエストモア(キタノカチドキ)。
1995年5月20日、北海道・静内(現・新ひだか町)生まれ。
1998年1月に笠松でデビューして、1999年4月まで同地で走り続け、15戦して1勝。
引退後、すぐにイグレット軽種馬フォスターペアレントの会のフォスターホース第2号になった。
ちなみに第1号は、ナイスネイチャの弟グラールストーン。

プロフィールを見れば現役時代のハリマは、最初から最後まで地味な馬だったと思う。
2003年に、JRAのPR施設、プラザエクウス渋谷でフォスターホース写真展を開催したとき、
JRAのご厚意でフォスターホース6頭の現役時代の写真がパネルになり、会場に展示された。
ナイスネイチャは選ぶのに迷うほど、ほかの馬たちもすぐに写真が決まった。
が、ハリマの写真はとうとう探し出せなくて掲載できなかった。

それほど、ひっそりと走って引退したハリマブライトがフォスターホースになれたのは、
ハリマを思い行く末を案じた人たちの温かな思いがリレーされて、佐原の地へ
運んでくれたのだとしか思えない。
「思う人がいれば、馬は生きられる」、今でもFPの会代表Nさんの言葉が胸に焼き付いている。

ハリマを見ていると、それぞれの競走馬には競走成績に関係なく、それぞれに個性があり、
魅力があり、才能があり、可能性があることを思い知らされる。
決して、「走る道具」ではないのだ。

あれから9年。
ハリマは安住の地で、のびのびと生きている。
キュートなハリマは、仲間の馬にも人にも人気者。
もちろん私も大好きな馬。
カレンダー制作や写真展のためにフォスターホースたちを撮影していた時期も、
ハリマのつぶらな瞳にいつもドキドキしてシャッターを切っていた。
マイ・フォスターホースを選ぶとき、シンボリクリヨンとどちらにしようか迷ったほど(クリヨンには内緒!?)。

小気味の良い走りで、乗馬上級者にはばっちり乗りこなせるそうだが、私にはまだまだ、
というか不可能に近いかも。
でも、いつかハリマの背に揺られてみたいな。

改めてお誕生日おめでとう!ますますキュートに磨きをかけてね。

第二のバースデー

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<シノクロス・ママに甘える当歳時のシノチャン(現きららちゃん)・・・
2004年5月9日、北海道・新冠にて>

シノチャンが登録抹消して相馬へ行ってから、ちょうど1年経った。
なんだかもっと年月が経ったような気がするのは何故だろう。
当時のことを思い出すと、とてもたくさんの思いがありすぎるせいだろうか。

登録抹消を知らされて、あちこち移動先を尋ねて、いったんはすでにこの世にいないと
言われて、それが大逆転、馬思いのオーナーさんの愛馬として相馬で幸せに暮している
ことが分かって・・・本当にジェット・コースターに乗っているような気分の数日だった。

先日、シノチャンこときららちゃんが暮す『ひだまり牧舎』ブログで、ぽかぽか陽気の
パドックに四肢を投げ出して爆睡している姿を見た。
なんて幸せな姿なんだろう・・・じいっと見ているだけでこっちまで幸せいっぱいになり、
目元口元が緩みっぱなしだった。

今日5月19日は、オーナーさんがシノチャンを相馬へ連れて行ってくださって、
きららちゃんに生まれ変わった日。いわば第二のバースデー。
本当のバースデーは2月29日だから4年に1度しかお祝いできないな、と思っていたが
5月19日は毎年ある!

きららちゃん、改めておめでとう!これからもずっと、ずっと幸せにね!

傘寿

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<「母の日」に贈ったカーネーションが、今を盛りと
咲いていた・・・2008年5月17日、茨城・小美玉にて>

やっと色々なことが一段落したので、久しぶりに茨城の実家へ。
今日はいつもの里帰りとはちょっと違い、お祝いを伝えに行った。
両親揃って今年80歳、傘寿のお祝いだ。

母が1月22日、父が5月10日でめでたく80歳を迎えることができた。
父方、母方共に祖父母も長命だったので、きっと両親も長生きしてくれるとは
期待していたが、元気にその日を迎えられたことには感謝するばかり。

ふだん親孝行らしいこともしていないが、折に触れて顔を見せることで許してもらっている。
母と電話で「お祝いに何がいいかな?」と聞いたら、「もう欲しい物は何もないよ」。
娘の元気な顔を見て、話を聞いてもらうことが何よりうれしいという。

霞ヶ浦を見下ろす高台の一角に、父のアトリエと住居を構えて30年。
父が絵筆をとる傍ら丹精込めて育ててきた花木も太くなり、四季折々の花々が
庭を埋め尽くす。
母は、父の咲かせた花の鑑賞専門。
家の中にも絶えず父が手折った花を飾っているので、母は一年中花に囲まれている。
幸せな人だ。

私も行くたびに父と庭を歩きながら、花自慢を聞くのが楽しみ。
今日もひと通り見終わった最後に、蕾をびっしりつけたさまざまな種類の百合の群れに
たどり着いた。
この花たちが一斉に開花したら、どんなにみごとだろう。
開き始めた頃に来たいので教えてほしい、と母に頼んで帰ってきた。

花の蕾は両親の希望の蕾に思えてきた。
父も母も、美しい花たちに元気をもらっているに違いない。

傘寿の次は両親共に90歳の卒寿のお祝いができるように願っている。

お礼状

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  <好きな花のひとつロべりアが満開に・・・
2008年5月16日、千葉・鎌ケ谷にて>

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<昨年買った鉢植えのミニバラ。今春、プランターに
植え替えたらたくさんの花を咲かせてくれた・・・
2008年5月16日、千葉・鎌ケ谷にて>

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<早く、雀が来ないかなぁ@さくら・・・2008年5月16日、千葉・鎌ケ谷にて>

日高でお世話になった方々に、お礼状を書いた。
すぐにお礼をと思いつつも、帰ってくれば慌しい日常に忙殺されて、ゆっくり机に向かう時間も
ない。
今日は久しぶりに時間がとれた。

赤いバラ、ピンクのミニバラ、白いジャスミン、赤紫の紫蘭、淡紫の都忘れ、青紫のロべりア。
ペンを走らせながら窓の外に目をやれば、可憐な花たちが短い春を謳歌している。

小半日後、お礼状を書き終えて数えてみたら9枚。
『東山魁夷展』で買い求めた白馬の絵はがきが、あっという間に無くなった。
改めて、今回の旅もたくさんの方と出会い、さまざまにお世話になったことを実感した。

魁夷の馬

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<バイカウツギ・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

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<タニウツギ・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

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<あやめ・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

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<カノコバラ・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

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<コアジサイ・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

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<足元にも美が・・・老松の根元・・・2008年5月15日、東京・皇居にて>

東京国立近代美術館で開催中の『東山魁夷展』を観てきた。
生誕100年を記念した過去最大の回顧展という。
18日の最終日まであとわずかということもあって、受付前は長蛇の列。
向かい側に広がる皇居の新緑に目をやりながら、順番を待つ。

やっと手にしたチケットを手に会場へ。
もちろん、こちらも人、人、人。国民的画家という言葉を実感する。
手すりに沿って、前の人に続いて亀のような歩みで作品の前に近づく。
模索の時代、ドイツ留学、、自然と形象とたにま、東山芸術の確立、ヨーロッパの風景と
見事な作品に魅せられながら進んでいくと、「あっ!馬だ」。

静かな深い森の中に佇む一頭の白馬。魁夷の傑作『白馬の森』にたどり着いた。
あまりに有名過ぎて、あちこちでプリントされたものを目にしてきたが、
生で観るのは初めてだった。
蒼く深い森から静かに姿を表した精霊のような白馬の姿に、心がふるえた。

吸い込まれるように作品の前に立つと、美しい白馬がなにか語りかけてくるように
目と口が動いた気がした。もちろん錯覚なのだけれど。
はっきりと聴こえたわけではないが、「やっと来ましたね」と。
深く澄んだ目が優しくみつめている。

馬との関わりを巡って、ここ数年気持ちが揺らぎ迷ってきた。
それが展覧会に来る数日前に、馬とどうつきあっていくかはっきりと
自分の気持ちが定まったばかりだった。
もちろん勝手な思い込みだが、白馬がちゃんとそのことを分かっていたような気がした。

東山魁夷の作品に現れる白馬は魁夷自身の心象なのだが、いつしか観る人が
それぞれの想いを重ねて観るようになり、魁夷もそのことを認めていたという。
私の勝手な思い込みも許してもらおう。

そのブースには、「白馬のいる風景」をテーマにしてほかにも『若葉の季節』、『水辺の朝』、
『緑響く』などの名作が6点の習作と共に展示されていた。
どれもすばらしく、白馬に感情移入して観ている自分がいた。
できることなら、いつまでもそこにいたかったがそうもできない。

総展示数154点を全て見終えて再び外に出ると、真っ青な空がまぶしい。
あの深い森から白馬が抜け出して、東京の空を駆けていったような気がした。

ミニ・トマト

日高から戻った途端、真冬に逆戻りしたような寒い日が続いている。
長い休暇も終わり今日から出勤というのに、今朝は寒い上に朝から雨。最悪だぁ~!

何を着ていこう・・・ダウンコートでもおかしくないよな、でも、やっぱり変かな?
あれこれ悩んで、結局、インナーをはずした撥水加工の冬用コートに決定。
さらに、押入れにしまい込んだロング・マフラーを引っ張り出して。

まだ、すっかり日高ぼけの治らない頭で仕事をしたものの、何とか無事にこなせて、ほっ。
雨上がりの帰り道、馴染みの花屋さんの店先にかわいい青い実をつけた
ミニ・トマトの鉢を発見。早速、一鉢ぶら下げて帰る。
この実が色づく頃には、夏が近づいているに違いない。季節は、少しずつ確実に動いている。

来春の桜も、ちゃんと咲く日がやってくる。
その頃、また大好きな馬たちに会いに行けるよう、しっかり働かなくちゃ。

日高春旅日記

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<一斉に芽吹きが始まった日高の春・・・2008年5月7日、北海道・新冠にて>

5月7日から10日まで、新冠から新ひだか、浦河、えりも、幕別、音更、池田へ、
馬と馬に関わる人たちを訪ねる旅をした。
感激が薄れないうちに、旅日記を記しておきたい。

 ★ 5月7日(水) 晴れ 千歳~新冠 ★

快晴の新千歳空港から一路、新冠へ。
真っ先に会いたいハルカッコ親子とシノクロス・ファミリーのいる町だ。
馬産地が近づくに連れ大小の馬運車と行き交い、日高に来たことを実感する。
山の中腹には、ぽつん、ぽつんとピンクのかたまり。山桜だ。
どうやら、桜に間に合ったようでうれしい。

新冠道の駅でまずは腹ごしらえ。
メニューにあったレコードラーメンを注文してみると、どんぶり一面を覆うように
丸くて大きなチャーシューがどーん、と載っている。
チャーシューの下には野菜炒めがぎっしり。素朴なおいしさで大満足。

次はニンジンの調達。
お店の人に、箱でほしいと言ったら「馬にあげるんですか?」とにっこり。
ご親切に車まで運んでくれた。

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<ハルカッコと初仔・・・夢に見た光景だ>

いよいよ、ハルカッコのいるN牧場さんへ。
奥さんに案内していただき、牧場の一番手前の放牧地にいる親子の元へ。
久しぶりのハルカッコは、初めての出産と育児疲れからか少しやつれてみえた。
出産は一大事業だもの、無理もないよね。お疲れ様、そしておめでとう!
こっこは、鹿毛の牡で父馬はルールオブロー、3月26日に産まれた。

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<ママが果たせなかった夢を!>

懐こい仔で、ものおじしない。
ママの真似をして、長い脚に苦労しながらも首を伸ばして放牧地の草をはんでみる。
どうか、りっぱな競走馬になれますように!

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  <こっこの活躍を祈っています!これからも元気でね、ハルカッコ>


シノクロスの牧場さんも桜満開。
産まれてまもないこっこが、あちこちで跳ねている。
マキノワルツのこっこはまだお腹の中。おーい、早く出ておいで!
シノクロスはいつものように、山の一番奥で仲間と草をはんでいた。
ちょっと顔をあげて、「また来たの~」という感じでこっちを見て、
また何事もなかったかのように顔を下げた。ほんと、そっけないんだから。

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<今年の春も、こうして会えた、それだけでうれしい・・・シノクロス>

今年23歳。さすがに老けた感じはするが、どこも悪いところがなくてかくしゃくとしていると
奥さんのYさんが笑顔で話してくれた。
元気で一日でも長く生きていてくれれば、もうそれで十分だ。

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<桜が彩る山に見守られて・・・跳ねる一歳馬たち(真ん中がマキノワルツ07)>

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<若馬たち>

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<木漏れ日を浴びて・・・シーサイドエンゼル親子>

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  <命の輝き>

夕暮れて、名残り惜しい気持ちをひきずったまま山を下り新冠温泉に立ち寄る。
露天風呂につかると、目前に広がる太平洋にきらきらと夕日が輝いていた。
明日は、ハルカジョウに会える。


 ★ 5月8日(木) 快晴 新ひだか~浦河 ★

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<Hホテルで朝の散策・・・何もないぜいたく>

一泊目の宿は、静内東別の山奥のリゾートホテルH。
以前から一度泊まってみたかったが予想通りの心地よさ。
新緑に囲まれて、小鳥のさえずりしか聴こえない。

今日は午前中RECへ。
ホテルからはすぐなのだが、馬友達のMちゃんと静内駅で待ち合わせる。
MちゃんはRECにいるアサヒエンペラーの半オーナー。
連休を利用してエンペラーに会うことが恒例になっていた。
Mちゃんに道案内してもらいながら、ずんずん山道に入っていく。
移転後のRECを訪ねるのは初めてなので、どんなところなのか期待が膨らむ。

と、左手にきれいに手入れされた牧場が目に飛び込んできた。
敷地の真ん中には瀟洒な建物が見え、全体が落ち着いた雰囲気をかもし出している。
「着きましたよ~」、Mちゃんの言葉にここがRECということを知ってちょっとうれしい驚き。

スタッフのMさんとも久しぶりの再会。
厩舎作業で忙しい中を割いて、牧場内を案内してくれた。
アサヒエンペラーは元より、シンチェスト、ミスターシクレノン、アチャティー、ビコーペガサス、
タヤスレミグラン、タヤスアゲイン、トウショウノア、どの馬もふっくらとした馬体で
毛艶もピカピカ、穏やかな目をしている。
タケノハナミとプリンセススキー、2頭の牝馬は近くの牧場さんに預託されていて
今回は会えなかったが、きっと同じように元気なことだろう。

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<小柄な体で頑張った!・・・ビコーペガサス>

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<初めて観たダービー以来のお付き合い・・・シンチェスト>

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<紆余曲折を経て、安住の地に・・・タヤスアゲイン>

RECは、人間たちのために走り続けた競走馬たちの終の棲家。
のどかに草をはむ馬たちを見ていると、競馬に関わる全ての人たちが手を繋いで、
1頭でも多くの引退馬たちのために安住の地を増やしてほしい、と
改めて願わずにはいられない。

koneko080508-1.jpg
<にゃんこも大切な仲間>


RECを辞して海沿いの国道に出ると、今日も太平洋は日の光を浴びて波頭を煌かせている。
良い一日になりそうな予感。
浦河へ向かう海辺の食堂で腹ごしらえをして、午後からはハルカジョウのいる荻伏へ。
ハルカジョウはオーナーが変わって、別の牧場へ移動していた。
元いた牧場の若奥さんで馬友達のKさんの案内で、すぐそばのU牧場さんへ。

牧場に着くと、あちらこちらからモーモーと牛の声。
そこは牛の育成も手がけていた。
産まれてまもない仔牛たちがたくさんいる。

ハルカジョウはその奥に2頭の仲間と放たれていた。
今年種付けをして来春出産予定だという。どうか留まりますように。
牧場さんの許可をもらって、ハルカちゃんに持参してきたニンジンを与える。
大好物を気持ちの良い音をたてて食べる姿に、涙が出そうになる。
がんばって、がんばって、生き続けるんだよ。
応援することしかできないけれど、これからもずっと見守るからね。

Kさんは、牧場のお嫁さんとしてだけでも十分多忙なのに、牧場の人ならではの視点で
馬たちの生きる姿を温かな文章で伝え続けている。
ハルカジョウのこともずっと見守ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ。

久しぶりに絵笛のW牧場さんもお訪ねできた。
W牧場さんはハルカちゃんちから、車なら目と鼻の先くらい近い。
奥さんのHさんは外出中でお会いできず残念だったが、ご主人にフォスターホースたちを
含め繋養馬たちの様子をお聞きすることができ、うれしかった。

今年20歳を迎えたナイスネイチャ、風格が少しも損なわれていないのはさすが。
ネイチャの母ウラカワミユキはコーセイと一緒。
いつまでも若々しく美しいミユキ・ママ、来月で27歳になるなんて、とてもシンジラレナ~イ!
ミユキたちとネイチャの放牧地は向かいあっている。
母と息子がこうして同じ場所で余生を送れるなんて、稀有な例に違いない。
たくさんの人たちの愛に支えられてこそだ。

コーセイも、ここに来ることができて本当によかった。
現役時代、今は亡きマックスビューティーと良きライバルで、名前から化粧品メーカーの
対決みたいに言われたことも懐かしい。
ユウミロクを訪ねた牧場で繁殖にあがったコーセイにも何度か会った。
ミユキ大先輩と仲良く、マックスの分も長生きしてほしい。

ダービー馬メリーナイスも、ここで余生を送れてよかった。
親子馬たちのそばの放牧地で静かに草をはむ姿は、すっかり好々爺。
‘四白流星六馬身’、華やかな馬体を弾ませてゴールインしたダービーが
つい昨日のことのようだけど。

黒、鹿毛、栗毛、3頭のこっこたちが好奇心いっぱいの目をしながら牧柵から顔を出した。
ちっとも人間を警戒しない、人間を信じきっている目だ。
愛くるしいこっこたちと遊んでいたら、突然背中でメリーがいなないた。
まるで、こっちにも来い!と言わんばかり。はい、はい、行きます、行きます。

牧場沿いに連なる土手には真っ青な牧草に混じってたんぽぽが日の光を浴びて
黄金色に輝いている。
逆光の中でじっとみつめていたら、なんだか涙が出そうになった。


 ★ 5月9日(土) 雨 えりも~幕別~音更 ★

二日間でシノクロス、マキノワルツ、ハルカジョウ、ハルカッコ、3代の母娘みんなに会えた。
1頭も欠けていなかった。なんという幸運だろう。今日は朝から雨だけど、心は晴れ晴れ。

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  <‘えりもの春’は雨風吹き荒れて>

今日は、えりも岬を回って黄金道路を通り、一路、馬友達で画家のSさんが住む幕別町まで
ちょっと長めのドライブ。
雨風吹き荒れるえりも岬では、ゼニガタアザラシたちの姿を見ることができた。
もちろん、「風の館」にある望遠鏡を通してだけど。
ただこどもアザラシもたくさん産まれているというが、残念ながら見分けることはできなかった。

Sさんとは浦河で知り合い一度だけアトリエをお訪ねしたが、数年前、新天地を求めて、
ご家族、愛馬、愛犬、愛猫、愛山羊たちと共に十勝へ移住されていた。
十勝の田園風景が広がる一角にあるお住まいは、すぐに分かった。
相変わらず元気でパワフルなSさんと、数年分のおしゃべりが尽きない。

広大な林の奥に放たれた4頭の愛馬たち、3頭の愛嬌たっぷりな山羊たち、
たくさんの元気なわんこたち、きれいな猫たちのところへ次々と案内してもらい、
わぁ、とか、かわいい、とか、すてき、とか言っている間もなく、別棟のアトリエまで
見せていただいた。

目を輝かせてこれからの夢を語るSさん、きっと数年後には夢を実現させているだろう。
またその頃にぜひお訪ねしたい。

 ★ 5月10日(土) 曇り 音更~池田~帯広 ★

パワフルなSさんの姿にすっかり刺激を受けて、こっちまで元気もりもりになってきた。
私も自分の夢を大切に実現させなくっちゃ!

雨もあがり、今日は帰るだけなので宿泊先の十勝川温泉でのんびりお湯にでもつかって
いようか・・・なんて思っていたら、そんなことをしているひまはなかった!?
昨日Sさんの口から、時間があれば行きたいとぼんやり思っていた池田町のN牧場の名前が
出てきたのだ。
そこには、繁殖を引退した大好きなダイナフェアリーが移動していて、
ナリタブライアンの弟ビワタケヒデもいた。
二人の共通の友人Hさんがタケヒデのファンで、よく訪ねていて桜の美しい牧場でもあり、
Sさんも一度訪ねてみたいという。

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<吸い込まれそうな桜並木>

宿から牧場までは2、30分で行けるというので、もう、行くっきゃない。
幸いにも直接訪問可能というので、いそいそと出かけた。
Sさんのお話どおり、N牧場さんは満開の桜に包まれていた。
厩舎まで延々と続く道の両側は濃淡のピンクの雲がたなびいている。
二十間道路はもう終ったと聞いてがっかりしていたが、まさかここでお花見ができるなんて
神様の粋なはからいに感謝、感謝。

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<たくさんの想いに守られて・・・ビワタケヒデ>

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<目を失ってもタケヒデは、タケヒデらしく生きていた>

牧場の方にごあいさつをすると快く見せていただけた。
ビワタケヒデは、黙々と投草をはんでいた。
ふっと顔をあげると、右目の部分がすっぽり無くなっていた。
目の具合が悪くて手術したとは聞いていたが、こんな風になっていたとは
予想もしていなかっただけに、かなり衝撃的な姿だった。

タケヒデを思って、その部分が分からないように写真を撮っていたら、アッシー君が
「片目を無くしてもこうして生きている馬の姿を、ちゃんと撮ってあげなくちゃ駄目だよ」と
言う言葉にはっとした。
馬のことには全く関心のないアッシー君に、一本とられた!
タケヒデに会えただけでも、池田へ来た甲斐があった。

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<まぶたの裏までピンクに染まりそう>

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<いつまでも美しく元気で・・・ダイナフェアリー>

ダイナフェアリーは、2頭の牝馬と一緒に桜並木沿いの放牧地にいた。
今年25歳。現役時代は重賞しか出なくて、いくつも勝って、「フェアリーお嬢様」と呼んでいた。
繁殖にあがってからも、お相手は毎年超一流馬ばかり。さすが、お嬢様と関心しつつ
産駒たちを応援してきた。
数年前にお役目も済んで、今はのんびりと余生を送っている。
牧柵から降り注ぐように咲く満開の桜に包まれて草をはむフェアリーを見ていると、
さすがお嬢様の晩年らしいと感動してしまった。

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  <仲間にとても優しい、と牧場の方が目を細めた>

タケヒデの姿に教えられ、フェアリーの姿に癒された。
最後の日に思いがけなくも出会えた2頭の引退名馬たちに感謝したい。

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 <桜に見守られて・・・穏やかな日々が続きますように>

今回の旅も行く先々でさまざまな感動に出会い、帰りのリュックは思い出でいっぱいになった。

日高の旅

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<桜に包まれて・・・ダイナフェアリー(左側の馬)、2008年5月10日、北海道・池田にて>

三泊四日の、日高牧場巡りの旅を終えて夜戻ってきた。
新千歳空港から、新冠、新ひだか、浦河、幕別、池田と巡り、帯広空港から帰路へ。

桜は満開を過ぎたところが多かったが、それでもあちらこちらで美しい山桜に出会えた。
とりわけ最終の池田町では、すばらしい桜並木の続く牧場に伺うことができて感激した。
満開の桜に包まれるように、ダイナフェアリーとビワタケヒデが穏やかに暮す姿には
しみじみとした安堵感にひたった。

今回の旅も、それぞれにドラマを持った馬と人に出会うことができて大いに刺激を受け
元気をもらった。改めて、感謝。

小鹿

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<庭の片隅にほったらかしておいたのに、春になったら
ちゃんと咲いてくれたブルーベル・・・
2008年5月5日、千葉・鎌ケ谷にて>

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 <百花の王、牡丹・・・2008年5月5日、千葉・船橋にて>

すっかり旅支度を終え、今日はのんびり近くを散歩。
近くといっても隣町まで往復3時間の半日がかりではあったが。

少し前まで桜に浮かれていたら、いつのまにか季節は移り、町のあちこちで
初夏の花たちが一瞬の命を輝かせている。
馴染みのお寺さんには、ミニ牡丹園があって、今日のお目当て。
赤紫、赤、桃色、白、色とりどりの華麗な花が今を盛りと咲いている。
一番美しいときに出会えた幸運に感謝!

そのお寺には鹿も飼われていて、大人の鹿に混じって若鹿も数頭。
フェンス越しに近寄ってくる顔をじっと見ていたら、日高の仔馬がだぶった。
もうすぐ、かわいいこっこたちにも会えると思うと、自然と口元がほころぶ。

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<みごとな藤に出会えた・・・2008年5月5日、千葉・船橋にて>

帰りがけの公園では、見事な藤棚を発見!
よく手入れされた公園には人っ子一人いない。
こんなにすばらしい花を誰も見ないなんて、なんてもったいないのかしら。
気の済むまでじっくり見上げていたら、いつのまにか人だかり。
手に手に携帯やデジカメを持って、藤を見上げている。
良かったね、藤さん、たくさんの人が見にきてくれて。

天皇賞

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<マキバオー大好き@さくら・・・2008年5月4日、千葉・鎌ケ谷にて>

日高の旅支度を終えて、日高・東別のホテルに向けてクロネコさんに
ダンボールひとつを頼んだ。
これで準備は殆ど完了。後は当日を待つばかり。
小雨交じりの庭先で、雀たちのさえずりを聴きながらコーヒーをすする。
こんなゆっくりした時間は久しぶり。
何も予定がない一日、なんてうれしい時間だろう。

午後からは久しぶりに、ゆっくりとテレビで競馬観戦。
東では、オークストライアルのスイトピーS。
可憐な牝馬たちの周るパドックは、逞しい牡馬たちが巡る天皇賞のそれとは
なんという違い。
思わず、みんながんばれ!と声援を送る。

天皇賞はアドマイヤジュピタが勝った。
‘骨折仲間’のドリームパスポートは馬群に沈んだが、先頭を見れば、
おおメイショウサムソンが!
まるで、サムソンは終ったという世間の見方に反発しているかのような走りに
テレビに向かって、サムソンがんばれコール!
最後の最後にジュピタに交わされたが、それでも天皇賞馬の意地は見せた。
スイートピーSは、アロマキャンドルが見事な末脚で後方一気から指し切った。

すばらしいアスリートたちのパフォーマンスに拍手!

シノクロス・ファミリー

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<仔馬時代のハルカッコ・・・2004年1月24日、北海道・浦河にて>

シノクロスの牧場さんに久しぶりの電話。
1985年4月19日生まれのシノちゃんは、今年で23歳。
おばあちゃんになっても相変わらず元気とお聞きして安心した。

シノクロスの後継マキノワルツ(父ダンスインザダーク)の二番仔の予定日が5月1日。
「まだなのさぁ~。来る頃に産まれるといいねぇ」と、奥さんのYさん。
「ほんとにねぇ~」、‘ほ’に力を入れて、私も思わず北海道のアクセントになる。
末っ子の2歳(牡、父アドマイヤコジーン)は、今月26日に札幌競馬場で開かれる
トレーニングセールに出るという。良いところへ売れますように!

ハルカジョウも新しい牧場さんへ移動して、来春の出産に備えているという。
相変わらず気の強さは変わっていないだろうか。
新天地で良い仔を出してくれますように!

ハルカジョウの初仔、ハルカッコは男の仔を産んだという。
ちょっと前まで、まだハルカッコが仔馬だったような気がするのに、
あれよ、あれよと月日は流れて、いよいよママになった。
仔馬は、やっぱりハルカッコに似て栗毛で流星、ソックスかな?
楽しみがふくらむ。

悲しい目や辛い目に遭うことが重なって、もう競走馬とは関わりたくない、と
思い詰めた時期もあったが、またシノの末っ子やハルカッコの初仔、
そしてハルカジョウの仔たちが競馬場に出てくれば、やっぱり応援にかけつけたくなる。
競走馬との縁は切れそうもない。
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