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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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ストレッチ

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<ホースショーの疲れをほぐすため、軽く乗り運動・・・2008年7月27日、山梨県北杜市にて>

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雷雨と花火の競演!?で幕を閉じた昨夜のホースショー。
一夜明けて、ペンションの窓から広がる空は真っ青。
水まきを終えたように草木が生き生きと緑をしたたらせている。

グレイドの‘家’までは、てくてく歩いて15分くらい。
八ヶ岳の夏を満喫しながら森林ウォークを楽しんでいるうちにたどり着いた。

そっと馬房をのぞく。
さすがに疲れている様子で、横たわって寝ている。
若々しいとはいえ、今年20歳だもの、無理もない。

今日はゆっくり休むものと思っていたら、オーナーのMさんが軽くトレーニング。
装鞍所に繋いで支度を始めたら、グレイドが後脚に体重をかけて、
揃えた前脚をグーッと伸ばした。
「いつも自分でこうしてストレッチするんですよ」、Mさんが目を細める。
賢い馬だ!またまた惚れ直してしまった!?

Mさんの手綱さばきで、グレイドはいつものように素軽い動き。
こうして体をほぐしてやることで、体調維持になるのだという。
うーん、なんだかとっても参考になる。
私も疲れた翌日もストレッチしなくちゃ?!

葉牡丹賞で一目ぼれしてから、もう17年・・・か。
時折、行方を見失いそうになるたびに、「ボクはここにいるよ、会いに来て」と
いう声が聞こえてきて、その声を頼りに訪ね歩いた。
グレイド、もうだいじょうぶだよね。

八ヶ岳のすばらしい自然に抱かれて、これからもずっと元気でいてほしい。

エンターティナー

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<八ヶ岳ホースショーでは、多種多様な馬たちの演技が繰り広げられたが、
初めて観た木曽馬による流鏑馬にも強く魅せられた・・・2008年7月26日、山梨県北杜市にて>

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<出演は、紅葉台木曽馬牧場の木曽馬と乗り役の皆さん。
古式ゆかしい装束の人馬が一体となり、見事な流鏑馬を披露した。
舞台に篝火を配置すれば、一層幻想的な時代絵巻が展開するのでは、とふと思った>

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<総勢20組の人馬によるカドリールの演技。シャコーグレイドは出演馬中唯一の黒鹿毛。
夜目にも、一目で見分けることができた>

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<首をぐっと下げ、好気合!?のグレイド>

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<一糸乱れぬ見事な動きに見とれる>

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<乗り手の指示に忠実に応えるグレイド。どんな場面でも、いつもまじめに動く>

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<馬の種別紹介のコーナーでは、サラブレッドの代表として紹介されスポットライトを浴びた。
ミスターシービーの息子だもの、美しさは誰にも負けない>


久しぶりの八ヶ岳、久しぶりの小淵沢。
そして、久しぶりのシャコーグレイド。

本番に備えて、会場近くの牧場の出張馬房にグレイドはスタンバイしているという。
駅からタクシーで10分、かかるかかからないか。
ドキドキするまもなく目指すR牧場の入り口で降ろされた。

牧場の方にごあいさつして居場所を教えていただく。
夏草の茂る一角に小さな厩舎、その一番はじにグレイドがいた。
変わらないつぶらな美しい目でじっとこちらをみている。

水を入れに来たスタッフの青年に、
「トウカイテイオーが勝った皐月賞で2着に迫った馬」と話したら、
「えー、そうなんですか!馬を見る目が変わったなぁ」とすごくうれしそう。
そうなんだよね。馬は自分のプロフィールを話すことはできないもの。
こうして、人間が伝えていくしかないんだよね。

グレイドが暮すWライディング・ファームには、李がたわわに実っていた。
真っ赤な実を探して、パクリ。甘酸っぱい香りが口いっぱい広がる。

夕暮れて、いよいよ八ヶ岳ホースショーの開幕。
さまざまな種類の馬がさまざまな演技を繰り広げて見飽きない。
グレイドの出演は、総勢20頭によるカドリール。
一糸乱れぬ演技に息を呑む。
芦毛、鹿毛、そしてただ1頭の黒鹿毛はグレイド。
首をぐっと下げ、騎乗者の合図にきっちり応えて見事に役目を果たした。

ある時は競走馬、ある時は誘導馬、ある時は乗馬、ある時は武将の愛馬役、
そして今夜はショウの演技馬、と実に多彩な才能を発揮し続けてきたグレイド。
まさに馬界のエンターティナーだ!

大役お疲れ様。今夜はぐっすりやすんでほしい。

サムソンに乾杯!

大阪の馬友達Yさんが、試験のため東京へ。
夕方、八重洲口で待ち合わせて久しぶりの乾杯。
日本酒が好きなYさんには、どんなお店がいいかな、と数日前から思案していた。

と、ふっとひらめいたのが八重洲口から数分の「F」。
最新のピカピカビルが林立する東京駅前に、そこだけ時代が逆戻りしたような
小さな飲み屋さんが並ぶ中にあるF。戦前から守っている糠漬けが絶品だ。

縄暖簾をくぐれば、左手にカウンター、右手に小さな卓が並ぶ。
北から南まで、店主が納得した銘酒がずらり。
お店特注の、きっちり一合が入るとっくりが気に入って何度か足を運んでいる。
初めて暖簾をくぐった日、「出羽桜」「八海山」と頼んだら、
「壁の名札にあるお酒でお願いします」と美人女将に、やんわり言われたっけ。

久しぶりに会ったYさんは、変わらず元気はつらつ。
職業柄かスーツでびしっと決めている。こっちはゆるゆるのブラウスとスカート。
「東京は暑いでしょ」とねぎらったら、「大阪と比べたら、めっちゃ涼しいねん」とニコニコ。
大阪の暑さは半端ではないらしい。

暖簾をくぐると、まだ店開け間近とあって席も空いている。
カウンターの奥に陣取って、お勧めのおしんこを肴にちびり、ちびり。
お酒の旨さも加速して、話が弾む、弾む。
最もその殆どは、好きな馬、気になる馬たちのことばかり。

乾杯は、共通の応援馬メイショウサムソンの凱旋門賞、締めもサムソン。
サムソンで始まりサムソンで終った再会の夜だった。

試験が受かれば、Yさんは日本にはいないはず。
できることなら、競馬がある国ならいいのだけれど。
新たな世界に飛び出すYさんに、かんぱ~い!!!

八ヶ岳ホースショー

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<信玄公祭りに出陣、シャコーグレイド・・・2006年4月8日、山梨県甲府にて>

勤め帰り、駅前のスーパーで夕飯の買い物をしていたら、いきなり携帯が鳴った。
シャコーグレイドのオーナー、Yさんからだ。
「26日にグレイドが八ヶ岳ホースショ-に出るので、よかったらいらっしゃいませんか?」。
う、うれしすぎるお誘い。も、もちろん二つ返事でOK!
久しぶりにグレイドに会える!電話を切った後にじわじわと喜びが広がってきた。

過去にも何度かホースショウに出演してきたとは聞いていたが、いつも都合が悪くて
観に行けるのは今回が初めて。
今回は、現役競走馬時代の馬装もするシーンがあるという。
若葉賞?皐月賞?ダービー?それとも東京スポーツ賞?
いつ頃の馬装をして現れるのだろう、楽しみ、楽しみ。

さ、特急あずさの予約をしなくっちゃ。

馬の絵

思い立って先月末から、実家の両親に宛てて毎日絵手紙を送っている。

絵が描きたいと思いつつ、じっくり向かう時間がなかなかとれなくて焦っていたが、
ふっと、そうだ絵手紙ならできるかもしれない!
一日に描ける量はたかが知れているけど、一年365日描き続ければ
少しはさまになるかもしれない。
それに、高齢になった両親への毎日のあいさつ代わりにもなるし。
うん、一石二鳥だ!ということで。

はがきという限られたスペースに、毎朝、身近な花や果物、野菜にモデルになってもらい、
墨で輪郭を取り、顔彩で色をつけて。
ピーマンやナス、簡単に描けると思っていたら大間違い。
なかなか微妙なカーブが描けない。色だって、よく見ると色々な色がみえてきて、
なかなか似た色が出せない。
うーむ、自然はほんと良く出来ている!

今日は久しぶりに実家に顔を出しがてら、父に絵の講評!?を聞いた。
が、気軽に聞くつもりでいたが、さすがプロ。厳しい、厳しい。

約半月分のはがきの一枚、一枚にコメントが書き込まれている。
こっちが、けっこういい線いったかなと思っていたのが駄目!
失敗作だと思っていたのが、一番良くできていると言われたり。
そんなに厳しく言わなくてもなぁ、と思いつつも的確なアドバイスは
大いに参考になった。

描いて描いて描き続けて、いつか馬も描けるようになったらどんなにうれしいだろう。
それまで、お父さん、元気でよろしくお願いします。

相馬焼の馬

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<飯坂温泉で買い求めた相馬焼の杯・・・松助窯>


福島競馬の記念にと買い求めた相馬焼の杯に、初めてお酒を注いでみた。

今月6日に楽しんだ福島競馬、宿は飯坂温泉へ。
そのホテルJの売店の一角に、相馬焼の展示販売コーナーがあった。
相馬焼きといえば、墨で生き生きと描かれた馬の絵が好きで見つけると手にいれてきた。
気がつけば、飯椀、小皿、とっくり、おちょこ、と馬たちが躍る焼き物を楽しんでいる。

久しぶりの福島競馬観戦記念に、と、ガラスケースを見た瞬間一目で気に入ったのが
形の良い杯。
早速、出してもらい手に包み込んでみると、しっくりとなじむ。

相馬焼の特徴である「青ひび」が内側の半分くらいを占め、「走り駒」が
杯の淵に描かれている。
が、よくよくみると馬の体は淵に沿って内と外に真横に分かれている。
こんな描き方は初めて見た。
内を見て外を見ないと、1頭の馬が見えない、なんて・・・。
不思議に思いつつ、包んでもらった。
杯の包みに同封されていたしおりには、松助窯と記されていた。

杯に口をつけた途端、分かれた馬の絵の意味が分かった。
馬が描かれているのは、ちょうど口をつける位置にあって、当然絵に触れることになる。
飲むたびに馬に触れられるわけだ。
たいていは焼き物の中にあったり、外にあったりして眺めて楽しむのだけど、
これは、じかに触れることができる!
馬好きにはたまらない仕掛けではないか!
描いた人の意図は違うかもしれないが、そう思うとうれしくなる。

福島で出会った馬たちが、杯からふんわりと浮かびあがってくるようだ。

スギノグレイジーン

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<コジーン産駒らしいノーブルな面差しに惹かれた・・・2000年1月23日、
中山競馬場AJCCの日に>


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<8年ぶりの再会!スギノグレイジーン。すっかり白くなったね(手前の馬。
隣はビゼンハヤブサ、その隣はフサイチショコラ)・・・2008年7月6日、福島競馬場にて>

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<お久しぶり!>

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<きちんとお仕事に励んでいる>

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<メインのラジオNIKKEI賞には、5頭の誘導馬が勢揃い。左からオンワードホワイト、
スギノグレイジーン、フサイチショコラ、テンリカウント、ベリーファイン>

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<左がグレイジーン>

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<お疲れ様。また福島で会えますように!>

JRAのCMに踊らされているわけではないが、春競馬が終ると気持ちは夏競馬へ。
のんびり競馬を楽しんで、夜は温泉につかって・・・今年はどこへ行こう。
やっぱり、福島かな。
ということで、ラジ短、おっと、ラジオNIKKEI賞を観に久しぶりに福島競馬場へ。

開門と同時に、どっとなだれこみながらも周囲をぴ、ぴっとチェック。
おっ、売店にきゅうりとトマトが山盛りだぁ。
前からあったかしら?生ビール片手にきゅうりをかじったら、さぞおいしいだろうな。
朝から、つばが出そうになる。がまん、がまん。
と、エスカレーターに乗ってきゅうりをかじっている男の人発見。
なんか不思議な光景。でも、うれしそうな顔してた。

馬場に出ると、梅雨空に胸をはって立っている黒と白の三春駒。
福島に来たことを実感する。
誘導馬たちに会えるのも、大きな楽しみ。
かつてシャコーグレイドもここで誘導馬をしていて、飛ぶようにして会いにきたことが
つい昨日のように思い出される。
スギノグレイジーンは今もいるのだろうか・・・。

パドックに張り付いていると、最初に出てきた誘導馬はベリーファイン、エビスオペラ、
ウインブレイズ。
べりーとエビスは芦毛、ウインは茶色だから栗毛か鹿毛?
待機所でみんなお行儀よく、出走馬たちが周回を終えるのを待っている。
目の前を通り過ぎる現役馬たちを見ながら、(ボクもああやってよく回っていたなぁ。
あの頃は、勝ち負けがかかっていたからほんときつかったよ)なんて、
思っているのだろうか。

日が高くなるにつれて気温もグングンあがり、パドックと馬場を往復しているうちに
のどはカラカラ、頭がクラクラしてきた。
昼休み、とうとう誘惑に負けてビールを飲みきゅうりをかじる。
ちょっと塩味がして、清涼感たっぷり。
うーん、生き返る。さ、午後からもがんばろ!?

と、待機所に美しい芦毛がひかれてきた。
ゼッケンを見て、びっくり!わっ、スギノグレイジーンだ。
現役時代、父コジーンのノーブルな美しさを受けついだグレイジーンに、
いつも見惚れていた。
福島競馬の誘導馬になれたことを知ったときの喜びも忘れられない。

真っ黒だったたてがみも含めて、すっかり白くなってますます美しくなっている。
キルトフォーユーが逝き、キビダンゴが逝き、ここのところ悲しい別れが
続いていただけに、こうしてグレイジーンを再び見ることができたなんて、
本当にうれしい。

パドックで、馬場で、グレイジーンを追いかけた。
馬場では、誘導を終えた馬たちが揃って柵際まで近づいて、しばらく立ち止まってくれる。
柵に張り付いて待っていると、まっすぐこちらに近づいてきた。
わぁ、近すぎてシャッターが切れないよ~!でも、感激!

この日出会えたのはほかにビゼンハヤブサ、フサイチショコラ、テンリカウント、
オンワードホワイト。
みんな夏ばてしないで、がんばって!
メインは、直前の雷雨にもめげず内田博幸騎手鞍上のレオマイスターが見事に勝利した。

やっぱり福島はいい。グレイジーンに会えて、ますます福島競馬場が好きになった。

ウィナーズサークル

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<ウイナーズサークル放牧地のすてきな‘表札’・・・2008年7月3日、茨城・岩間にて>

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<お久しぶり!ますます美しくなったね>

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<茨城県産初のダービー馬、そして故郷へ戻れた幸せなダービー馬>

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<いつまでも元気で!ウイナーズサークル>

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<いまや東大生のアイドル!?ヒシアケボノ>

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<名スプリンターは体は大きくても気は優しい>

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<ここには繁殖牝馬と仔馬たちもいた。豊かな緑と母子馬の姿に、
一瞬、日高にワープしたような錯覚>

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<2頭はとってもなかよし>

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<りっぱな競走馬になれますように!>

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<夢半ばで散った先輩、マキノプリテンダーを越える活躍を祈っています>

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<赤ん坊のような泣き声につられて、ついつい、山羊舎へも足が向いてしまう。
真っ白な仔山羊(シバヤギという種類)たちが山羊舎からつながるパドックへ
自由に出たり入ったり。思い思いに日向ぼっこしたり、おやつを食べたり。
まるで山羊の保育園みたいで、かわいくて楽しくて見飽きない>

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<赤いリボンみたいにかわいい識別票。馬もいいけど、山羊もいい!?>


梅雨の合間をかいくぐるようにして今日、茨城の東京大学付属牧場で繋養されている
ウィナーズサークルとヒシアケボノを訪ねた。

最寄駅の常磐線岩間駅に初めて下車。
いつものことだけど初めての場所へ行くときは、ドキドキ、ワクワクする。
私の場合、馬たちが見知らぬ土地へ誘ってくれる。
初めて北海道へ旅したときも、馬に会いたい一心からだった。
また一箇所、ウィナーズたちのおかげで新たな土地との出会い。

駅前の観光看板を見ると、どうやらこのあたりはハイキングコースになっているらしい。
リュックを背負っている私も、外見はハイキングに来たように見えるかな!?
タクシーに乗って行き先を告げると、「東大の牧場は、子どもの頃の遠足先だったよ」と
運転手さんの声が懐かしげ。
「もう、60年以上も前かなぁ」。えーっ、ということはそんなに前からあるんだ。

当時は、車が通れないほど道も細くて迂回していったという。
今はりっぱな道路ができ、牧場の先には大きな工業団地もできたそうだ。
「随分変わったよなぁ」、しみじみと話してくれた。

10分ほども走ると正面に深い緑の杜が現れて、そこが牧場だった。
正式名称は、東京大学農学生命科学研究科高等動物教育研究センター
事務室で見学の手続きを済ませ、早速2頭の放牧地へ。
大木が青々と葉を茂らせる広大な敷地に、ゆったりとしてパドックが並び、
手前に黒い馬、奥に白い馬の姿が見えた。

黒い馬はもちろんヒシアケボノ。
パドックには名スプリンターにふさわしく、りっぱな看板が立っている。
隣接した実験棟に集まった学生たちが、アケボノとなにやらおしゃべり。
大学の施設ならではの光景だ。

ウィナーズサークルのパドックに近づくと、奥にいた美しい芦毛が駆け寄ってきた。
今年22歳になるはずなのに、なんて美しく若々しいんだろう。
古典名画に描かれた名馬のような気品と風格を漂わせている。

1989年のダービー馬、ウィナーズサークル。
一瞬にして、20年近く前に思いが飛んでいく。
ダービーを前に、週刊『競馬ブック』に載っているウィナーズサークルの戦歴を
並べてじっと見ていくうちに、今年のダービー馬はこの馬!と感じたあの当時の
思いが鮮やかに蘇る。

雨上がりの府中のターフを、見事に先頭で駆け抜けたウィナーズサークル。
初の芦毛のダービー馬、初の茨城県産馬と初物尽くしだったことも懐かしい。
種牡馬としては大成できなかったが、こうして故郷で余生を送ることができたのだから
なんと幸せなダービー馬だろう。

牧場にいる間、2頭のパドックを行ったり来たり。
名馬たちをこころゆくまでゆっくり鑑賞できる、なんてぜいたくな時間!
梢をわたる風、小鳥たちのさえずりをBGMに、草をはむウィナーズ。
アケボノは、ときおり実習中の実験棟を覗き込むように近づいたりして遊んでいる。
そんな2頭を見ているだけで、こっちまで幸せな気持ちが満ちあふれてくる。
帰りがけ、またヒシアケボノのそばに学生さんたちの姿。
実習が終ったようで、アケボノを見る表情が和んでいる。

来てよかった・・・。そして、また・・・今度は桜の季節に訪ねたい。


●見学についてのお願い●
牧場見学の際は、必ず競走馬のふるさと案内所へお問い合わせください。
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