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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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のら犬

明日のイベントに備えて両手いっぱいに買い物袋を提げて、スーパーを出た途端、
1頭ののら犬と出くわした。
やせこけた体、哀しげな目、それでもその犬は私に一瞥をくれて気丈にもスタスタと
前を通り過ぎていった。

もし手が空いていたら、すぐそばの警察署まで連れていけた。
そうすれば、数日間だけは安眠できる場所とドッグフードと新鮮な水にありつけた。
でも、もしかしたら、懐かしい我が家を目指して進んでいる途中かもしれない。
警察に預けるということは、引き取り手がなければ確実に何日目かには・・・。
手が空いていなくてよかったのかもしれない。

でも、せめて少しのえさと水くらいは与えたかった。
職場に戻ってもあの哀しげな目が忘れられず、うつむいて黙々と目の前の仕事に
手を動かしていた。

以前と比べたら随分減ったとはいえ、街を徘徊するのら犬を見るのは辛い。
その犬に何の負い目も引け目もないのに、見るたびいつも心の中で謝ってしまう。
ごめんね、何もしてあげられなくて、と。
自分のせいでもないのに、いつもなぜか自分の無力を責めてしまう。

ずっと前、のら犬ならぬのら馬がいると競馬の雑誌か何かで知った。
北海道の馬産地で処分に困った馬が野原に捨てられ、その馬が保護されたのだという。
その後その馬がどうなったかは分からないが、なんとか活路を見出してくれればと
祈るのみ。

今日出会ったのらわんこも、どうか生き延びてくれますように。
祈るしかできないが、ひたすら祈るばかり。

コローの馬

お盆を過ぎたあたりから、暑さも勢いがなくなってきたような感じがする。
秋まで、もう一息・・・だといいけど。

上野・西洋美術館で開催中の『コロー~光と追憶の変奏曲』展を観た。
ものすごい混雑と聞いていたので行くのをためらっていたが、今月末で終わりとあっては
やはり観ておきたい。
覚悟して行ったら、ほどよい混み具合で無理なく鑑賞することができた。

コローといえば、清澄な風景画。
今回ものどかな田園風景、とりわけ森と水辺の絵が印象深かった。
繊細に描き分けられた木立に見入っていると、葉ずれの音さえ聴こえてきそう。
印刷では表現しきれない微妙な筆のタッチは、原画でしか味わえない。
電車を乗り継いで観に来た甲斐があった。

作品には牧場風景も多く、つい馬の姿を探してしまうが殆どは牛。
それでも丹念に見て回ると、何点かに馬の姿を発見!
その多くは、人を乗せた馬の後姿。
木漏れ日の道をゆらりゆらりと歩む後姿が、実に気持ち良さそう。
思わず、その場で佇み見送っている錯覚に陥る。

今回最も印象に残った絵は、川辺に小舟をつけて、杭に舟を繋いでいる男の人、
その人を川辺で待つ犬、舟の後から泳ぐ二羽の水鳥が描かれたもの。
豊かな自然に抱かれて人間と動物が共生している姿に、心からの安らぎを感じる。

晩夏の一日、コロー展は一服の清涼剤となった。

日本三駒

miharugoma080820-1.jpg
<福島競馬場のゴールでもお馴染みの三春駒。ちなみに競馬場では、
 芝に黒馬、ダートに白馬が立っている・・・2008年8月20日、千葉・鎌ケ谷にて>


貴重な休日。
朝のうちに、ブドウ、スイカ、三春駒と3枚を描いた。

ブドウは、イタリア種のピッテロビアンコ。別名レディ・フィンガーというように、
細長い果実が特徴。
スイカは秋田産。三春駒は福島産。
と、出身地をたどるとそれだけでも楽しい。

ブドウ、スイカはなんとか描けたものの、三春駒はガタガタ。
まるで馬とは別物に仕上がった。
でも、これが私の今の力量。ちゃんと両目を見開いて受け入れなくては・・・。
いつか、誰が見ても三春駒と分かる絵を描くからね、
それまで我慢してね、モデルの黒馬君!

午後からは青森の旅を申し込みにJTBへ。
予定通り、旅の拠点にしたい八戸市内のホテルが取れ、往復の新幹線もだいじょうぶそうで
ほっ。
しかも、早期予約ということで一泊につき1,000円の割引がきいて、かなりの割引になり
ちょっとうれしい。
さらにさらに、東北の旅を予約するとくじびきができて、はずれでももれなく
ANAパッケージのキャラメルをもらってしまい、またまた得した気分。

これで青森への足と宿が確保できたので、後は現地で臨機応変に予定を組んで・・・っと。
見知らぬ土地へ行くのは本当にドキドキ、ワクワク・・・いつでも、馬たちが初めての地へ
と誘ってくれる。
初めての青森馬訪ね旅も、どんな出会いがあるのか今から楽しみだ。

そして、旅の拠点八戸といえば、福島県三春の三春駒、宮城県仙台の木下駒と共に
日本三駒と称される八幡馬の発祥地と知った。
おみやげは、もちろん八幡馬で決まり!

ベニーちゃん

ichikawa_dousyokubutuen0808.jpg
(市川市動植物園の入り口で見つけた小馬と子どもの像・・・『ポニーといるリトル・ジョー』
<中野滋氏作品>、2008年8月17日、千葉・市川にて)

ichikawa080817-2.jpg
(ミニチュアホースもいた。名前はベニーちゃん。3歳の女の子)

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(とても懐こい。名栗の馬たちを思い出す)

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(動物園に続く自然観察路には、ミソハギが満開)


昨夜のものすごい雷雨も収まり、今朝はひんやりと涼しい。
たっぷりと水を含んだ草木が瑞々しく輝いている。
お盆の間、ひたすらこもっていた反動もあり、今日は久々に外の風に吹かれてみたくなった。
というか、そうしないと明日からの勤めに心身がついていかないと困るので・・・。

どこへ行こう・・・そうだ、前から行ってみたかった、市川市動植物園でスケッチはどうかしら。
市川はお隣の市、近すぎていまだに行っていないことに気がついた。
動物園には馬もいるらしいから、花がなかったら馬に会うだけでもいい。

小雨混じりの中、北総線大町駅からてくてく梨園の続く道をたどって、園の入り口へ
たどり着く。
うっそうとした自然観察路が続く道をゆくと、やがてバラ園が見えてきた。
昨夜の雷雨のためか、無残にも殆どの花はうちしおれていたが、根気良く探すと
一輪、きれいな黄色の花びらを巻いているバラを発見。
なんとか描きとめて、もう1枚と思ったが雨が次第に本降りになってきたので切り上げて
動物園へ。

入り口で、かわいい小馬と子どもの像がお出迎え。
動物園に鞍をつけたポニーの像があるなんて、なんだかうれしくなる。
街のあちこちで、こんな風に子どもが馬に乗れたらどんなに楽しいだろう。

期待通り、園内にも数頭のポニーとミニチュアホースがいた。
自然と真っ先にミニチュアホースに吸い寄せられる。
栗毛のその馬は、入り口でもらった「どうしょくぶつえんニュース」によれば、
名前はベニーちゃん、2005年5月3日生まれの牝で、昨年7月31日に園にやってきた
という。
近づくと、静かに寄ってきてくれて柵越しに鼻を伸ばす。
懐かしい名栗のミニっこたちが重なる。
一頭だけでいるので寂しいのか、人が来るとうれしそう。
柵の前にかがみこんでしばらく遊んでいたが、小さい子たちのじゃまになっても
いけないので腰をあげる。

こんな近くにミニチュアホースがいたなんて知らなかった。
もっと早く行ってみればよかったな。
でも、これからはしょっちゅう会いにいける。
そう思ったら、無性にうれしくなった。

青森の馬たち

「競走馬のふるさと東北案内所」と記された水色の大きな封筒が届いた。
頼んでいた牧場地図だ。わくわくして封を切る。

以前から思い描いていた東北の牧場巡りをこの秋、実行することにした。
東北といっても広いので、まずは会いたい馬が集中している青森県内を回ってみたい。

牝馬のクールハート、ユウミロク、アトムピット、牡馬のウイングアロー、ダイタクヘリオス、
スーパーナカヤマ、サニングデール、シルバーチャームなどなど、青森にはたくさん
会いたい馬たちがいる。
いつも上空を通過するばかりだったが、やっとそのときが来た!?

早速、競走馬のふるさと東北案内所に牧場地図があったら送っていただきたい、と
電話で問い合わせると色々とご親切にお話していただき、地図は所定の切手を添えて
申し込んでほしいとのことだった。

届いた地図には、特に会いたい馬たちの牧場までの道順が書き入れられた小地図が
添えられていて、案内所の方の決め細やかな対応がうれしい。
早速、見開きにした新聞ほどの大きな地図を広げて、馬たちの名前を書いた付箋を
貼り付けてみる。
すると牧場の位置関係が一目瞭然、これで旅の計画が立てられるぞ!

そして青森の牧場巡りには、もうひとつ楽しみが。
最終日には弘前まで足を伸ばして、岩木山の麓に広がるりんご園を訪ねてみたい。
秋は大好きなりんごが熟すとき。
まっかなりんごがたわわに実る様子を一度じっくり見てみたい、とずっと思ってきた。

お盆が明けたら、早速旅の手配をしなくっちゃ。

暑中お見舞い

shino_cross040722-4.jpg
(シノチャン<現きららちゃん、初めての夏
・・・2004年7月22日、北海道・新冠にて>




Sデパートのフルーツショップへ、佐原のマイ里子シンボリクリヨンと相馬のきららちゃんに
贈るりんごを頼みに行く。
クリヨンには暑中お見舞い、きららちゃんには相馬野馬追の初陣祝いと慰労を兼ねて。

今出回っているりんごは昨年からの貯蔵品とあって、そろそろ新物が出る時期でもあり、
種類も数も少ない。
それでも、真っ赤なりんごがあふれるようにショップの一角を占めていたので、ほっと
ひと安心。
希望した数の入るちょうど良い大きさの箱がないとのことで、店員さんが総出で奥の倉庫まで
探しに行ってくれて、戻ってきたときには、りんごの絵柄がすてきな箱を両手に提げていた。

箱にぎっしり詰まったりんごを見ていたら、クリヨンやきららちゃん、そしてそのお仲間たちの
おいしそうに食む音が聞こえてくるようだ。
どう逆立ちしても馬を一頭丸ごと養うことはできず、せいぜいりんごやにんじんをプレゼント
することくらいしかできない。

少し寂しい気もするが、息長く引退馬を応援していくために無理は禁物。
途中で倒れてしまったら、馬も自分もかわいそう。
これからも、細々ながら自分にできることを精一杯していくしかない。

クリヨンもきららちゃんも、たくさん食べて(というほど、たくさんないけど)
暑い夏を乗り切ってほしい。

タケノハナミ

takeno_hanami040125-1.jpg
<RECで迎えた初めての冬・・・2004年1月25日、
北海道・静内(現、新ひだか)にて>


日高のRolling Eggs Club=RECで穏やかな余生を送っていたタケノハナミが
4日早朝、腸ねん転のため亡くなった。享年26歳。

高齢とはいえ、美しく若々しいハナちゃんのこと、まだずっと健在でいてくれると
安心していたので、突然の訃報が信じられなかった。
今年5月にRECを訪ねた際、ハナミたち牝馬組は少し離れた牧場にいたので
時間がなくて寄れなかった。
また今度来たときには訪ねよう、と楽しみにしていたのに・・・次はもうない。

行き場を失った高齢馬たちを中心に、現地のスタッフと会員が支えあって
引退競走馬たちを繋養しているREC。
いつかはこの日がくると覚悟していたとはいえ、初めての訃報には
やはり力を落とした。

タケノハナミも流転の末のREC入り。
もし受け皿がなかったら、とうにこの世にはいなかったかもしれない。
それを思えば、幸せな晩年を送らせてあげることができたのだから
よしとしなければいけないかも。

壮絶な苦しみを見かねて一時は安楽死も覚悟した、というが、
最後は眠るように逝ったと知り、しっかり者のハナちゃんらしいと、
悲しみの中にも心安らぐものを感じた。
最後まで手厚い看護をしてくれたスタッフの方たちへの、
ハナちゃんの感謝の形だったのか。

ハナちゃん、長い間よくがんばって生きてくれてありがとう。
これからは天国から、RECの仲間たちを見守ってね。
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