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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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彼岸花

お彼岸に合わせたように、庭の片隅で今年も真っ赤な彼岸花が咲き始めた。
数えてみると十輪ほど。昨秋より多いみたい。白花も蕾を膨らませている。

ミスターシービーゆかりの彼岸花。
余生を過ごすはずだった千葉の牧場に咲いていた。
シービーのそばに咲いている花だからと、軽い気持ちで分けていただき
庭に植えてからもう8度目の秋を迎えてしまった。

2000年12月15日、蹄葉炎で逝ってしまったシービー。
シービーを見送った母シービークインもその後天国へ旅立ち、
騎手時代シービーと共に忘れられないドラマを刻んだ吉永正人調教師も
彼岸へ行ってしまわれた。

シービーは健在なら今年28歳。
老いてもきっと美しい瞳を静かに輝かせて、千葉の秋を楽しんでいたことだろう。
おーい、シービー!天国から真っ赤な花がみえるかい?
叶わぬ願いだけれど、もっと生きていてほしかったよう。
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花巻しのび駒

久しぶりに茨城の実家へ。
台風13号が接近しているので延期しようかとも思ったが、今日はまだ
関東には上陸しないようなので思いきって出発。
昨日は架線トラブルで常磐線がしばらく止まってしまっていたし、明日は台風だし、
まさに間隙をぬう感じ!?

電車が高浜駅に近づくと、自然と筑波山の姿を探す。
湿気を含んだ大気の中に、なんとか見えた。
M字型に刻まれた特徴のある山頂と、なだらかな稜線を目にすると
茨城にいることを実感する。

タクシーの車窓からは、どこまでも田畑と蓮田が続く。
すでに稲刈りが始まっていて、刈り取られた田んぼもちらほら。
実家の前に広がる柿畑にも、丸々と実った実がみっしり。
赤く色づいている実も結構ある。
秋は確実に始まっているんだ。

実家の庭も初秋の花盛り。
酔芙蓉がゆったりと風に揺れ、秋海棠が可憐な花房を垂れ、杜鵑草が群れ咲いて、
秋明菊が開き始めている。

父も母も元気。なんとか暑い夏もやり過ごしてくれてうれしい。
父と絵の話をしていたら、アトリエから箱を抱えてきた。
中には、今までに描き溜めた色紙がぎっしり。
一枚、一枚取り出して作品について説明してくれる。
一言も聞き漏らすまいと、両耳をダンボにして聞く。

さまざまな絵柄を見せてもらっているうちに、「あっ!馬だ!」。
思わず目が釘付けになる。
夜を思わせる背景に佇む藁細工の馬で、体には朱、紺、黄、三色の布をかけている。
頭上には三日月が青白く輝いて・・・。
‘花巻のしのび駒’、午年にちなんで描いたものだった。

うう、この絵ほしい・・・箱にしまいかけようとした父に思いきってねだる。
子どものときからこれまで、ほとんど親におねだりをしたことはないけど、
これだけはどうしてもほしくなった。
私の馬好きを知っている父は、あっさり「いいよ」。

帰宅してから、早速ネットでしのび駒について調べてみる。
岩手・花巻の郷土玩具で、その昔、村人が藁で編んだ馬に願いごとを託して、
夜にそっとお寺にお供えして、願いが叶うと持ち帰り五色の美しい布で飾り、
再び奉納したのだという。
そうしたいわれから、縁起の良い郷土玩具として今に伝わっているとのこと。
そのことを知ると馬が大切な働き手だった岩手ならではの産物なんだと
しみじみと温かなものを感じた。

机に飾り眺めていると、さまざまな想いが湧き出てくる。
馬って、やっぱり不思議な生き物だ。
ほかの動物では、こんな気持ちは沸いてこないだろう。
偶然出会った一枚の色紙が、これからの自分にとって大きな支えになってくれそうな
予感がする。

そして、いつか、花巻へ行って本当のしのび駒を連れて帰ろう。

秋刀魚

勤め帰りにスーパーに寄って夕飯の買い物。
とにかく、すぐ食べれるもの!を物色して!?回る。
が、今夜はすぐに決まり!

銀色のシャープな形が目に飛び込んできた。
刺身もOKの新鮮な秋刀魚。岩手産というのも気に入った。
岩手、まだ一度も訪ねたことはないけれど、憧れの地のひとつに違いない。

以前、秋刀魚といえば焼きやすいように頭と尻尾が切られて、
ワタも抜かれたものを求めていた。
が、つい最近、丸ごと一匹焼くことで旨みが全体に回ることを知り、
それからは丸ごとで。
今夜もおいしそうな焼き音と共に焼きあがった秋刀魚を、やはり秋限定の
ビールで味わう。

もちろん、さくらにも秋刀魚をおすそ分け。
何にもしなくても岩手の秋刀魚が食べれるなんて、なんて幸せな猫だ!

岩手にも、たくさんの馬たちがいる。
いつか遠くない先に訪ねてみたい。


水茄子

大阪の馬友達から、水茄子の漬物が届いた。
水茄子は特定の地域、泉州地方でしかできない特産品と聞いてはいたが、
口に含むとその瑞々しさとほろほろと溶けるような柔らかさにびっくり。
こんなおいしいナスの漬物は食べたことがない!

感激して、早速友達にお礼の電話。
そこで知ったのは、思いもかけないファンだった愛馬との別れ。
やむをえない事情があって牧場を出されたという。
慰める言葉もない。

その馬の持ち主でもない限り、馬の動向に口をはさむ余地はない。
お互い、そのことを分かっているだけに現実を受け入れるしかない。
でも、その馬と出会えてたくさんの思い出をもらって、その馬の血を受け継いだ
子どもたちもいて、そのことだけでも感謝したい、と友達は言う。

競走馬と出会い、追いかけていく先に必ずというくらいにつきあたる現実。
辛くても悲しくても乗り越えなくては、競走馬と付き合えない。
とは分かっていても、やっぱり辛いだろうな。
同じ思いを何度も味わってきたから、とてもよく分かる。
いまだに、牧場を去った馬の年齢を数えている私・・・。

漬け水に浮かんだ水茄子が、ちょっぴり涙の味がした。

忘れないでいてあげること、それがなによりの供養だよ、きっと・・・。

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