
(こちらもかなり咲いていた・・・2014年6月3日、東京・文京、小石川植物園にて)




(黙々と、手入れが続いていた)
ガイドを片手に汗をふきふき、
小石川後楽園から小一時間かかって
ようやく、お目当ての小石川植物園にたどりついた。
正式には、東京大学大学院理学系研究科付属植物園という。
閉園は午後4時30分というので、正味いられるのは1時間くらい。
広大な敷地に一歩足を踏み入れた途端、とても短時間で回りきれるものではない、と
呆然としそうになったが気をとり直して、奥まった日本庭園にある花菖蒲園へ。
植物の研究施設らしく、どの木、どの草花にも全て名札がついている。
思わず足を止めて確かめたくなるが、今日はがまん、がまん。
うっそうとした林を抜けると、白や紫の点々がみえてきた。
あぁ、花菖蒲がいっぱい咲いている!
涼しげな色合いに、それまでの疲れも消えていくよう。
菖蒲田では、黙々と花の手入れをする人たちの姿が。
花菖蒲は、人に手入れされてこそ美しく咲く。
風に揺れる花菖蒲を眺めながらまったりしていたら、4時のチャイム。
そろそろ出口に向かわないと・・・。
今度は早目に着いて、ゆっくり園内を巡ってみたい。
後楽園から植物園へと、小石川の花菖蒲をはしごして見たが、
花の美しさもさることながら、両園の存在に感動した。
都心によくもこんなに広く豊かな緑が残されたものだ!と。
後楽園は歴史と風格をかもしだし、植物園は自然味たっぷりに。
一日二カ所のはしごはかなりハードだったが、がんばって歩いてよかった。