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チモシーグラス

Author:チモシーグラス
がんを経験してみて、改めて生きるすばらしさに目覚めました。

大好きな馬のこと、愛猫のこと、草花のこと、健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。


なお、当ブログ『チモシーファーム』の画像と文章の無断転用を、固く禁じます。


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花巻しのび駒

久しぶりに茨城の実家へ。
台風13号が接近しているので延期しようかとも思ったが、今日はまだ
関東には上陸しないようなので思いきって出発。
昨日は架線トラブルで常磐線がしばらく止まってしまっていたし、明日は台風だし、
まさに間隙をぬう感じ!?

電車が高浜駅に近づくと、自然と筑波山の姿を探す。
湿気を含んだ大気の中に、なんとか見えた。
M字型に刻まれた特徴のある山頂と、なだらかな稜線を目にすると
茨城にいることを実感する。

タクシーの車窓からは、どこまでも田畑と蓮田が続く。
すでに稲刈りが始まっていて、刈り取られた田んぼもちらほら。
実家の前に広がる柿畑にも、丸々と実った実がみっしり。
赤く色づいている実も結構ある。
秋は確実に始まっているんだ。

実家の庭も初秋の花盛り。
酔芙蓉がゆったりと風に揺れ、秋海棠が可憐な花房を垂れ、杜鵑草が群れ咲いて、
秋明菊が開き始めている。

父も母も元気。なんとか暑い夏もやり過ごしてくれてうれしい。
父と絵の話をしていたら、アトリエから箱を抱えてきた。
中には、今までに描き溜めた色紙がぎっしり。
一枚、一枚取り出して作品について説明してくれる。
一言も聞き漏らすまいと、両耳をダンボにして聞く。

さまざまな絵柄を見せてもらっているうちに、「あっ!馬だ!」。
思わず目が釘付けになる。
夜を思わせる背景に佇む藁細工の馬で、体には朱、紺、黄、三色の布をかけている。
頭上には三日月が青白く輝いて・・・。
‘花巻のしのび駒’、午年にちなんで描いたものだった。

うう、この絵ほしい・・・箱にしまいかけようとした父に思いきってねだる。
子どものときからこれまで、ほとんど親におねだりをしたことはないけど、
これだけはどうしてもほしくなった。
私の馬好きを知っている父は、あっさり「いいよ」。

帰宅してから、早速ネットでしのび駒について調べてみる。
岩手・花巻の郷土玩具で、その昔、村人が藁で編んだ馬に願いごとを託して、
夜にそっとお寺にお供えして、願いが叶うと持ち帰り五色の美しい布で飾り、
再び奉納したのだという。
そうしたいわれから、縁起の良い郷土玩具として今に伝わっているとのこと。
そのことを知ると馬が大切な働き手だった岩手ならではの産物なんだと
しみじみと温かなものを感じた。

机に飾り眺めていると、さまざまな想いが湧き出てくる。
馬って、やっぱり不思議な生き物だ。
ほかの動物では、こんな気持ちは沸いてこないだろう。
偶然出会った一枚の色紙が、これからの自分にとって大きな支えになってくれそうな
予感がする。

そして、いつか、花巻へ行って本当のしのび駒を連れて帰ろう。

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